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ウィーン国立歌劇場ー影の無い女 3. [オペラ(海外)]

  25日のプレミエから4回目の公演、私としては3回目だが驚くような歌手交代があった。開演前、支配人らしき人が登場、5/30から、3回公演を行い、舞台のいろいろなものが壊れてきたと、ユーモアをまじえ、3人の歌手交代に伴い、経験豊かな歌手だが、いきなりノーカット版は歌えないので、カット版のオーケストラ譜面を調達し、ティーレマンも初めてfassen する(平たく言えば、指揮する、表現するというニュアンス)とアナウンスがあった。
 私としては3回目の公演で、やっとバルコン正面で舞台全景が見える席だと喜んでいたら、まさかのカット版。目で見てはっきり比較できないの情けないが、休憩時間の調整があったのか、終演時間が、10分早まり、その後拍手を遮るように開演前と同じ男性が登場、二日前に発表された、ニュルントがKammersängerin(宮廷歌手)になった表彰があり、舞台で華やかに証書と花束が手渡された。ニュルントの経歴が話され、ニュルントからもお礼の挨拶があった。
  Kammersängerinという単語自体良く知らず、室内楽向けの歌手?と思っていたが、Wikipediaによれば オーストリアの宮廷歌手の称号は、名誉だけでなく、生涯に渡り、年金が付くそうだ。ネトレプコも2017年に受けている。
 交代陣の乳母役リンダ・ワトソンは、声に抑揚があり、凄みがあり、演技も良く、バラクの妻 Rebecca Nashは、多分初めて聞くと思うが、やはり演技も上手で、素晴らしいドラマチックな声だった。二人とも、貫禄があり、理想的な配役だったと思う。ヘルリツィウスとリンダ・ワトソンは、バイロイトのイゾルデ役でも、比較され、好みがわかれる分かれる声質。マーンケの声は地味なので、この二人の代役の突き抜けるような、躊躇ない全開の歌唱は、度肝を抜かれる。こうなると、音が下がりめの声質のコッホ(バラク)が、物足りなくなって来る。一つの公演で、歌手の声質のバランスは、意外と大事かもしれない。
 席が良くなったのと、リブレットを良く読んできたせいもあり、今回は舞台に引き込まれて、長さを感じなかった。2幕がかなり違うのではないかと思う。今日はチェロのソリストが違い、ソロも短い気がしたし、カイザリンが、一人幕の外舞台際で歌うところが、音楽だけになっていた気がする。カットなしに比べて、しつこく感じる時間が無かったのは、良かったのか、もったいなかったのか、 前二回の公演が、身体をねじったり、乗りだしたりで、気分が良くなかったため、私にとっては、3回目でようやく、影の無い女に、はまった感じ。翌朝目がさめると、頭の中で、美しいテーマが鳴っていた。
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レオポルド美術館、美術史美術館、分離派会館 [美術・博物館]

 レオポルドミュージアムでは、19世紀のウィーン芸術という、東京と同じような展示を大々的にやっている。シーレ、クリムト以外に、ココシュカの特別展も開催されていた。
 個人的には、ウィーン大学の消失したクリムトの天井画「医学、哲学 、法学」の完成されたものの写真が壁一杯に展示されていたのが、嬉しかった。日本では、下絵と小さな写真の紹介のみで、実は、ウィーンで何か見られはしないかと期待していた。
 シェーンベルクは、東京でも展示されていたが、かなり絵を描いており、個展もやっている。ツェムリンスキーが描いたシェーンベルクの肖像画もあった。
 美術史美術館では、定番のブリューゲル、一枚だけあるラファエロとフェルメールを鑑賞。
 一応Secessionにも行き、本物のべートーヴェンフリースを見てきた。なるほど、複製と比べれば写真とは違い、筆使いが感じ取れて、各々の顔の表情が生き生きしている。平面的な女性の顔が、妙に色っぽく見える。きっと目がコピーと違うのだろう。
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ココシュカの描いた、カザルス、シェーンベルク
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ウィーン国立歌劇場ー影の無い女 2. [オペラ(海外)]

 今回の2回目の公演は、バルコンHalbmitte2列目、音は前回より数段生々しく聞こえるが、今度は視界が遮られて舞台は全部は見えない。R・シュトラウスの大音量が聞けて、おなか一杯の感じだ。よくこういう音楽を作ったものだと、感心する。
 この日はAbo公演なので、来られない人のチケットを劇場前で売る人も結構おり、チケットを持たずに来た友人も首尾よく良い席を入手できた。ウィーンフィルでもそうだったが、Abo公演のほうが、寸前に手に入る可能性が大きいようだ。
 この日の席だと、声も近くに聞こえ、三人の女声の特徴も、男声の声色も、自分が何度も聞いて知っている声として、聞き分けられるので、心地良い。気のせいか、ニュルントは、30日の方が声量があったように思う。欲を言えば、バラクと妻とのやりとりの演技がはっきり見て取れる席だと良いと思う。
 指揮者は挨拶の時しか見えないが、よそ行き顔でニコニコしている。
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ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団ーM.ヤンソンス  ベルリオーズ《幻想交響曲 》2.3. [コンサート]

 土曜日夕方の定期、ムジークフェライン裏手の楽屋口で、ヤンソンス氏と多分ご婦人、マネージャーの楽屋入りに遭遇。結構小柄な方で、咳をしていた。大丈夫だろうか。ウィーンでの公演が終わった後、パリのシャンゼリゼ劇場とハンブルクのエルプフィルハーモニーへの演奏旅行があるそうだ。まだ先は長い。
 今回は、2階下手側のバルコン−ロジェ3、2列目、前回と聞こえ方が違う。もう少し音が混じりあった感じ。2列目だと1列目の人が身を乗り出すと、舞台が見えずらく、椅子が可動式のため、隣のおじさんからもっと寄っていいよと言われた。
 天気が良く、気温もかなり上がり、途中でお年寄りの女性が倒れ、運び出された。
 演奏も大分こなれてきて、シューマンもアンサンブルが合って、飛び出す人もいなくなり、うまくなっている。逆に幻想は、オケにもうちょっと早く弾かせてくれよ感が出てきた。4楽章、5楽章はかなり遅いテンポだ。3楽章の木管のソロは本当に見事。
 会場にキュッヘル夫妻の姿もあった。
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 そして、翌日日曜、ライヴ放送のあるマチネの定期、この日の席は、2階バルコン-ロジェ8、上手の最後方の角。シューマンがとても良くなり、音が溶け合って聞こえ美しかった。
 幻想は勿論完璧、何度聞いても三楽章の木管の優しい音と、ささやくようなエコーの小ささに驚く。
 四楽章位から、ヤンソンスの様子が少し変わってきて、五楽章では、身体が完全に斜めになって、最後まで、振り終えたものの、その場で動けなくなり、客席に向き直ることなく、団員に支えられて、舞台そでに何とか戻った。その後も拍手は続いたが、マエストロは結局姿を現さず、そのままお開きとなった。
 昨日の咳といい、あの寒さからの急な気温の上昇は、身体に応えるだろうと思う。自分のイメージよりヤンソンスが一回り小さくなっており、年齢より上に見える。心臓に持病があるらしい。四日連続指揮などせず、身体を大事にしてもらいたい。ウィーンフィルの仕事は、大変だ。
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ベルヴェデーレ宮殿ーオーストリア・ギャラリー  [美術・博物館]

 天気が良くなり、土曜午前中、ベルヴェデーレ宮殿にあるオーストリア・ギャラリーに行った。2階にあるクリムトの間に入るのに、かなりの人が並んでいたので、まず上の階から廻って11時半頃2階へ行くと、行列は短くなっており、中に入ると、ゆったり見ることができた。
 現在日本に来ている『ユディトI』の前には、東京出張中の看板がある。
 お客さんは、もう1つの目玉『Der Kuss』を見にきているので、絵の前には楕円形の人だかり、インスタ映えを狙ってか、順番に作品といっしょに写真を撮っており、近くに寄ってじっくり眺めようとする人には、「ちょっとどいて下さい」と声をかけている。
前回ここで見たときは、日差しの入る部屋に展示されており、日焼けしないか心配になるほど、明るい光の下、極近くで見て幸せを感じることができた。しかし今は、薄暗い部屋で守られおり、絵が暗く小さく見えてしまう。
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ウィーン・フォルクスオパー こうもり [オペラ(海外)]

 今晩は気楽にフォルクスオパーの定番こうもり。まさに典型的なオーソドックスな演出で、安心して聴ける。衣装も舞台装置も本当に普通で、奇をてらったところは全く無い。お客さんも地元が中心で、リラックスして、受けるところは大受けだ。観光客は少ない。
 特に3幕、酔っ払いのフロッシュはどこでも人気者。新聞を読みながら寝てしまって、葉巻で穴を開けるとか、それを水を掛けて消すとか、帽子が壁から何度も落ちるが、最後は何故か引っかかって驚くとか、これは細かいことなのにどの劇場でもやるのは、確認はしていないけど、そういうト書きになっているんですね。
 劇場の音響はデッドで全く響かないが、却ってクリアな音で心地良い。オケも手慣れたもの。字幕は英語表示だった。
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ウィーン国立歌劇場ー影の無い女 1. [オペラ(海外)]

 25日がプレミエの新演出、指揮ティーレマン、歌手もスター揃いの目玉公演で、チケット入手に苦労した。
 女声3名がとにかく素晴らしい!皇后ニュルント、バラクの妻シュテンメ、乳母ヘルリツィウス、皆さんスリムな容姿で美しく、演技も含め、最高だった。ニュルントがこんなに絶唱するのは初めて聞いたが、花があって、とても美しく感動した。コッホも、しいたげられたバラクを好演しており、雰囲気が良かった。
 ただ、自分はまだまだ未熟者で、このオペラを長いと感じてしまう。最後の方は修行しているような気分。まだワーグナーの長さが嬉しい私には程遠い作品だ。
 席は2階バルコンのため、オケの音は多少引っ込んだ感じだった。チェロトップのヴァルガ氏を始め、昼間ウィーンフィル公演と掛け持ちしているのがすごい。チェロはあんなにソロがあるのに。
 カーテンコールでティーレマンを迎えに行ったのはヘルリツィウス。
 開演前チューバさんが、出だしのフレーズを、ハイテンポでリズムよく何度も何度もさらっていた。勿論、本番成功。昼間のウィーンフィルでも、入場して、最初に聞こえたのは、鷹の鳴き声の練習だった。
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プログラムも豪華!
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ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団ーM.ヤンソンス  ベルリオーズ《幻想交響曲》1. [コンサート]

 5月30日はキリスト昇天祭で祝日。 11時からウィーンフィルを聴きにムジークフェラインへ行った。
 前半は、シューマンの「春」で、作曲家特有のくすんだハーモニーにせいか三楽章まではパッとしない印象で、奏者の飛び出しなどが気になって、ウォーミングアップのような感じだった。
 今回このシリーズは4日間連続で、事前に詳しい方から最初の方の公演は観光客向けなので多少練習モード、後半の定演がメインという話を聞いていたので、やはりそうなのかという気がした。
 ところが、休憩後の「幻想」は、期待を遥かに超える美しさで、心底驚いた。遅めのテンポで、各楽器の音の間に紙1枚隙間がある感じで音が分離しており、音が混ざらず、はっきり聴こえる。多分ホールの特徴なのだろう。これほどはっきり聞こえるなら、ゆっくり目の演奏の方が響きを堪能できる。
 ふだん聴いている(弾いている)音と少し違うところがあり、未確認ながら、一楽章始めの方と、確実なのは、2楽章のハープと重なるチェロのPIZZを弾かなかったこと。
三楽章のイングリッシュホルン、終わりのTimpも、四楽章の鐘も、舞台裏からの響きが素晴らしい。
 客席はもちろん満員だが、私の座った2階中央バルコンの最後列には空席があった。
 指揮:M.ヤンソンス
  シューマン《交響曲 第1番 変ロ長調「春」》
  ベルリオーズ《幻想交響曲》
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ウィーン国立歌劇場ーダントンの死 [オペラ(海外)]

 フランス革命を題材としたアイネムのオペラ、元の戯曲があって史実に忠実らしく、登場人物の設定も歴史どおりらしい。
 ダントン始め主要なキャストはとても真面目に演説しているが、フランス革命に興味が薄く、歴史的実感が乏しい凡人には、オペラ体験談のレヴェルでしかない。
 隣席のウィンドブレーカーにリュック姿の東洋人は、公演中にリュックからボトルを出して飲もうとしたので、さすがに手で押えた。その人は飽きてしまったのだろう、隣の人と二人で、演奏中に出て行った。
 音楽は普通に綺麗で、耳を覆いたくなるような現代音楽ではないし、演出もまともで、美しい舞台。1幕もので、19時開演で20:30に終了した。
 ドイツ語のオペラだが、日本語の字幕を選択できるので便利だ。ウィーンで初めて字幕画面を使った。
 ウィーンは日中の気温は15度くらいで少し寒く、一日中雨が降ったりやんだりで、不安定な天気だ。ダウンを着て出たら、そんな人がかなりいた。観光客はすごく多い。
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ヨーヨー・マ 無伴奏全曲演奏会 [コンサート]

 到着初日の夜は、ムジークフェラインにヨーヨー・マのバッハ無伴奏組曲全曲を聴きに行った。最近1ヶ月で、クニャーゼフの全曲とシュテッケルの4番を生で聴いているが、さすがにヨーヨー・マはすごかった。
 全体的に流れるような演奏だが、ただ流麗というのではなく誰にも真似できない祈りのような気配がある。音もとても美しい。
 弱音が強調され、プレリュードは必ず小さく始まる。瞑想のような感じ。ただ、ご本人には、各曲後の拍手がお邪魔のようで、鳴りやまないうちに次の曲を始めてしまう。
 ムジークフェラインは巨大で、ソロではどうかなと思っていたが、さすがに良く響き、多くの観客は皆天井を向いてじっと聞いていた。
 私の席は安い2階席なので、舞台が良く見えず、仕方なく立って見ていた。そういう人は結構いた。客席はギュウ詰めの超満員だった。
 定刻19時30分から若干遅れて始まって、終演の22時10分まで何と休憩無しに弾き通した。奏者と聴衆の根比べのようで、客席では、明らかに寝入って物を落としたり、呼吸を整えたいざわめきもあった。
 ご本人を見たのは久しぶりだが、以前の爽やか万年青年のイメージから比べ大分太ったようで、巨匠感が溢れている。日本で言えば、堤先生クラスか。
 弾き方は変わらず、目をつぶって、仰け反る感じ。面長だった顔だちが、四角になっていた。
 アンコールの鳥の歌も、細く静かに伸びて、天に届くような美しい響きだった。
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ウィーン到着 2019 [旅行]

 新しい全日空の直行便で、羽田からウィーンに来た。夜中の1時半に出発して、離陸するのも知らずに眠りこけて、あっという間に着いた。大変楽だが、前の席の団体旅行のオジサンは、興奮しているのか、電気を付けて夜通しゴソゴソやっており、わざわざ夜行便を選ぶ意味があるのか?
 空港から新しい中央駅まで、15分 市内交通と同じ料金なので、Railjetに乗ってみた。
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クリムト展、ウィーン・モダン展 [美術・博物館]

 クリムトの絵画とオットーヴァーグナーの建築は、2008年ヴィーンに滞在したときに、かなり時間をかけて見てまわった。でも今回のクリムト展には、普通図書館の書庫に保管されているような下絵や、クリムトの家族の作品もあり、何より、原寸大複製のベートーヴェン・フリーズは見事だった。現地では天井近くに展示されされており、細部まではよく見えないが、今回の展示の高さだと、お子さんでも、かなりはっきり見えるのではないだろうか。女の三世代の老婆の手が、自分とそっくりで驚いた。(上野 東京都美術館)
 ヴィーン・モダン展では、入るとほどなく、皇帝ヨーゼフ2世の有名な肖像画がある。どの角度から見ても左足が見る人に向いているように感じるあの絵画だ。オットーヴァーグナーの建築物の写真は懐かしかった。市長の椅子は、素晴らしい。応用美術博物館のヴィーン工房の椅子は現代と同じようだ。フリーゲの肖像のみ、写真撮影OKだった。こちらはクリムトだけでなく、ヴィーンの変遷を一緒にたどるような沢山の作品に出合い、満足して外へ出た。(六本木 国立新美術館)
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読響《第10代常任指揮者就任披露演奏会》 セバスティアン・ヴァイグレ [コンサート]

 マエストロ ・ヴァイグレが読響の常任指揮者に就任した。 私が体験しているヴァイグレは2011年バイロイトのマイスタージンガーと2013年の東京の春。他にオケの曲だがCDでヴァイグレの演奏をお手本として練習したことがある。
 以前ベルリンシュータツオパーのHr.奏者だったが、バレンボイムに見いだされ指揮者になったという。ヨーロッパの家庭には音楽が溢れており、偶々プロとして選んだ楽器以外の才能が後年発覚し、歌手になったり、指揮者になったりすることもあるのだ。西洋音楽文化の心髄と思うが、血液の中に音楽がながれているようで羨ましい。
 ヴァイグレの音楽に安定感と中庸さを感じるのは、プレーヤーとして手堅く演奏する大切さが身に染みていることと関係ありはしないかと想像してしまう。テンポ感を譲らないところもそうだ。オケ全体がまろやかな音で、ブルックナーも低音の上に乗るのではなく、Hr.パートのハーモニーのように全体が丸い音に聞こえる。
 ヘンツェの7つのボレロは初めて聞いた。心地は好いが、各ボレロの違いが一度ではよくわからない。テンポ感が同じだからだろうか。曲の終わり方が似ているせいだろうか。いずれ他の演奏も聞く機会があるだろうと思う。
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ブルックナー:交響曲第9番 ニ短調 WAB.109
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こどもの日ファミリーコンサート トモキヨ音楽院&中島ゆみ子ファミリー [コンサート]

 上尾賛称!こんなに音楽家の家族が活躍する市とは知らなかった。最近ヴァーグナー協会で歌って下さりすっかり身近になった友清崇先生のご実家が、上尾であり、テノール歌手のお父さまが50年の実績のあるトモキヨ音楽院の院長、お兄様が新聞記者でテノール歌手というご一家だということを、この催しで知った。さらに以前から尊敬しているVn中島ゆみ子先生が、トモキヨ学院の一期生だった。この日ソプラノ歌手の安井陽子さんが夜の女王を歌われるというので、どうしてだろうと思っていたら、何と、崇先生とご夫婦であり、お子さん方も舞台に登場した。安井陽子先生は有名で、最近では私もマーラ8番を聴いており、勿論、魔笛、ホフマン物語、ジークフリートの森の小鳥など、当然のように聴いていた。受付では多分ピアニストの友清家のお母さまが活躍され、友清ファミリーの存在感は凄い。
 中島ゆみ子ファミリーはご主人がチューバ、お嬢さんがVnとVc、下のお嬢さんが中学生になって家族全員でコンコンサートができるようになった。ゆみ子先生の歌うVnは本当にいつも素晴らしく心打たれる。今回の魔笛の伴奏はPfとこの弦楽器三人とFlだけで、ゆみ子先生だからこそ、これほど舞台を盛り上げることが出来たと確信する。
 上尾のお子さんたちは、こんなにハイレヴェルな、楽しい魔笛はを体験出来て幸せだと思う。日本語上演だったが、有り難いことに、夜の女王は原語(独語)で美しく歌って下さった。安井さんは素敵なお母さんでもあり、終演後お子さん方も、さすが、上手にこいのぼりを歌って下さり、会場全体が和やか空気に包まれた。
トモキヨ音楽院
Tomokiyo Concert Vol.4. さいたま市 プラザノース
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LFJ ウラル・フィルハーモニー・ユース管弦楽団 ブラームス:ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲 [コンサート]

 音楽仲間とくつろぐ恒例のLFJ、今年は宮田大さんのブラームス・ドッペルコンチェルトを選んだ。5000席あるAホールの二階席前方は初めてで、どんな風に聞こえるのかと皆思っていたが、意外とオケの音が響き、ソリストの音も聞こえて、視界も良く、気持ちよく楽しめた。
 ドッペルコンチェルトのチェロは、力で弾くというイメージだったが、宮田さんはとてもやさしく美しい音色で歌って演奏してくれた。Vnの方はイメージ通りの力技で、ガリガリ弾いていた。本来は二人の弾き方を揃えるのが理想だが、この手のお祭りではこれで十分だ。宮田さんの音はいつも朗々として、室内楽でも全エネルギーを込めて弾かれる。巨大な会場で弾くには相当力のあるソリストでないと客席にとどくものは希薄になってしまう。仲間皆、改めて実は美しい曲だったと認識を新たにした。
 終演後すぐ、CD売り場で宮田さんのサイン会があり、とてもにこやかに対応され、個人別の写真撮影会まであった。宮田さんは音楽家とては勿論、人としても円満な方のようで、お客さんを大事にしてくれるのはうれしいものだ。

ベルリオーズ:序曲「ローマの謝肉祭」op.9
ブラームス:ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲 イ短調 op.102
オリヴィエ・シャルリエ (ヴァイオリン)
宮田大 (チェロ)
ウラル・フィルハーモニー・ユース管弦楽団 (オーケストラ)
フアド・イブラヒモフ (指揮者)

 その後、ワセオケの無料コンサート「フィンガルの洞窟」と、「ラコッツィ行進曲」を聴いた。技術的にも素晴らしい上に、調和のある音を求め、お互いを聞きあう姿勢には感服した。フィンガルのアンサンブルは完璧、ラコッツィも金管を抑えた大人の演奏で、現代の主流である力まない綺麗な音は、最早アマチュアオーケストラの域を超えており、ますます驚く。アマチュアは技術でなく情熱だと教えられた時代は前世紀のこと。皆さん普段どんな練習されているのか、本当に見事なオケだと思う。
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ユリアン・シュテッケル 無伴奏チェロリサイタル 宗次ホール [コンサート]

 GWに入り、高速バスで名古屋に向かった。想定が甘かった渋滞に加え、事故や途中休憩の出発時間に遅れる不届きな乗客もいて、8,5時間かかり、うかつにも、コンサート前半を聴き逃してしまった。
 ユリアン・シュテッケルは、2010年ARDミュンヘン国際コンクールで、一位になったチェリスト。ミュンヘンコンクールとはどんなもかと、私も聴きに行っていた。(二位は横坂さん)
https://gruen.blog.so-net.ne.jp/2010-09-01
 準決勝は指揮なしの室内オーケストラとハイドンのC-Dur、決勝はドヴォコンだった。それ以来一度も、シュテッケル氏の演奏を聴くチャンスがなく、近年ミュンヘン音大のプロフェッサーとして、岡本侑也さんが師事するようになり、是非とも聴いてみようということで、連れ合いと名古屋まで行くことにした。
 9年前は、生き生きとエネルギーみなぎる力強さが印象的だったが、この日は昔の印象とずいぶん違い、バッハはさらさら流麗で詩的、瞑想するようなチェロだった。デュティユーは、音の雰囲気がとても合っていて、理想的な演奏だと感じた。音が綺麗で、途切れず、響の中に包み込まれる。聞き手が立ち止まらずに聴けるデュティユーは珍しいと思う。この作品は、他の生演奏、ユーチューブも聞いているが、同じ楽譜でここまで違うものかと、美しさに感動した。
 終演後、CDを買った人向けにサイン会があったので、私も並んだ。ミュンヘンコンクールを見たと言ったら、結構驚いていて、東京にも来て、演奏して頂きたいと言うと、横に立つ日本のマネジャー次第との回答。今回はびわこホールで沼尻・京都市交響楽団でドヴォコンとソロの2公演、名古屋でこの日の1公演で、帰国は東京経由のフライトらしい。
 たまたま先週クニャーゼフのバッハを聴いたばかりで、奏者の世代差、個性が如実に感じられる。バッハ無伴奏組曲の可能性は無限大だ。私の中では、ある時期、バッハはこういうものだという思いがあったが、今は壮大なバッハの世界を楽しむことに幸せを感じる。
 
ルトスワフスキ:ザッハー変奏曲(無伴奏チェロのための)
J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲 第3番 ハ長調 BWV1009
J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲 第4番 変ホ長調 BWV1010
デュティユー:ザッハーの名による3つのストローフェ
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クニャーゼフ・バッハ無伴奏チェロ組曲全曲 かつしかシンフォニーヒルズ [コンサート]

 昼のさなか、バッハ無伴奏全曲聴くという素晴らしい企画があり、青砥まで行ってきた。
 バッハの全曲演奏会は意外と聞いておらず、何十年か前、藤原真理さんが始めた誕生日にバッハ全曲弾くというコンサートの第一回目を聞いて以来の気がする。何故なら、客席で、緊張するのがちょっと辛いからだ。一曲弾くのと全曲弾くのでは、演奏が変わってくるのは、自然なことだと思う。
 今回は、4時間に及ぶ、長時間コンサート。1、2、3番を弾いて、15分休憩、4、5番の後もう一度休み、6番の演奏時間は、40分位だろうか。最後立ち上がって拍手する人もかなりいて、疲労感漂う中、お気の毒に、アンコールの声に応えて、一番のメヌエット1を可愛らしく演奏してくれた。
 個人的印象としては、思っていた以上に濃い演奏で、現実を忘れる特別な時間となった。痛く感動したのは、全曲弾くというのは挑戦であり、勝負事のように、不屈の精魂が必要だということ。バッハ無伴奏組曲の演奏は様々だが、クニャーゼフは、高度なテクニックの心地良さではなく、正直に自分をさらけ出す、むしろ重苦しい姿が感動を誘うものだった。
 クニャーゼフは1961年生まれ。悲運の経歴を何も知らない人でも、このバッハを聞き、時折意識が飛んでいるようにも見える姿には何かを感じると思う。時にさらさらと、大部分は充実した音色でねっとりと弾き、繰り返しには、かわいらしくトリルを加え、時に即興演奏のような勢いで突き進む。オルガンも弾く方で、サラバンドなどは、ものすごくゆっくりで、オルガンのような持続した高密度で重量感のある音質に、逃れられない力を感じる。重音をぴったり同時に弾くのも、オルガン的かもしれない。エネルギーが滲み出てくる様は、汗だくになった黒シャツ姿が物語っている。
 一度エンドピンを刺したら、楽器は微動だにせず、わずかな身体の動きで音の重さをコントロールしているらしいのが、後方の座席でもうかがえる。弾く姿が何ともワイルドで、背後の反響版の模様の横線がちょど肩のあたりにかかり、時々その線が地平線に見え、野っ原で強風に耐えて演奏している、労働感に感情移入してしまう。
 直立して、左手に楽器、右手に弓を持ち、にこにことお辞儀する姿も、気取らず、人懐っこい感じがして、微笑ましい。
 
アレクサンドル・クニャーゼフ 
作曲家の秘密 シーズンI 第1回 ヨハン・セバスティアン・バッハ
かつしかシンフォニーヒルズアイリスホール (チケット¥2000)
実際の終演 17:30
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東フィル チャイコフスキー/交響曲第4番 [コンサート]

 この定演プログラムは、バッティストーニが新天皇の即位を祝っての組んだものとのこと。
 モーツアルトの生の演奏を聴くのは、とても久しぶりだった。やはり音が軽く綺麗で、心身が癒される体感を得た。これから年齢とともに、モーツアルトにはお世話になっていくと思う。
 バッティストー二のチャイ4は緩急が自由自在で、エネルギーが爆発し、弦楽器が指揮に食いついく姿を見て、若いなあと感じ、約一名、4楽章の難所を捨てていたように見えた奏者もあり、もし、これほどエネルギッシュな指揮者だった場合、今の自分が全力で弾き通せるか相当の覚悟が必要だ。
 昔は2楽章冒頭のメロディをD線で弾くなどと考えなかったが、次回はトライするかもしれない。もう二度と弾きたくなかった4楽章の難所も最後と思い力を尽くしてみようと思う。

指揮:アンドレア・バッティストー二
ピアノ:小山実稚恵
ウォルトン/戴冠式行進曲『王冠』
モーツァルト/ピアノ協奏曲第26番『戴冠式』
チャイコフスキー/交響曲第4番
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「フィレンツェの悲劇/「ジャンニ・スキッキ」 [オペラ(国内)]

 フィレンツェの悲劇は初体験。1時間ほどの作品なので、一応音源を聞き、リブレットを読んでから新国立劇場へ向かった。原作はオスカーワイルド。作曲者を知らずに聞けばリヒャルト・シュトラウスと信じてしまうほどよく似ている。大編成のオケが必要な作品で、広い劇場では、音楽と発せられた言葉だけでは気持ちを表現できず、演劇の要素も大事だとまず感じた。これは、R.シュトラウスが小編成のオーケストラのオペラ作曲に向かった理由の一つでもあるようだ。
 ドイツのオペラは長々心情を吐露するもの。ツェムリンスキーはドイツ人ではないが、個人的には、シモーネが若い妻を諭し、「世の中を知り、冬になって知恵はやってくる」というあたりが、ホロっとくる。ちょっとストレートな感じはするが。
 一方プッチーニの方は、大分以前のことだが、トスカの最初の方で、絵に嫉妬する場面の台詞で、ドイツ語に翻訳された字幕に笑いが起こったことがある。
 さて、当日、フィレンツェの悲劇の舞台美術は暗めのシモーネの家。豪華で美しく、アルコーブという部屋の作り以外は、ト書き通りで、広い舞台に3人だけだ。新国立劇場の4階席からでは双眼鏡を覗いても、歌手の表情までわからず、年齢とともに、レンズの倍率も上げねばならないと実感した。一階席前方なら、音楽と演劇を十分楽しめただろう。
 ジャンニ・スキッキの舞台設定は巨大な書斎机の上で、大きなペンや本、小物棚、小皿の上のクッキー、コイン、天秤などからが配置され、その周りを小人サイズの歌手が賑やかに動きまわり、時に机の引き出しに隠れたりする。大きな遺書を皆で開き、覗き込見て騒ぐ場面は、この手の巨大舞台セットの効果がよく発揮されている。
 ジャンニ・スキッキ役カルロス・アルバレスは素晴らしく、東京で本物を聴かせてもらえてありがたい。日本人キャストも皆好かった。オケは部分的には綺麗だが、一体感が追いつかず、プッチーニのスカッとした音の響きまでは味わえなかった。

フィレンツェの悲劇
グイード・バルディ:ヴゼヴォロド・グリヴノフ(テノール)
シモーネ:セルゲイ・レイフェルクス (バリトン)
ビアンカ:齊藤純子(ソプラノ)

ジャンニ・スキッキ
ジャンニ・スキッキ:カルロス・アルバレス(バリトン)
ラウレッタ:砂川涼子、ツィータ:寺谷千枝子、リヌッチョ:村上敏明
ゲラルド:青地英幸、ネッラ:針生美智子、ゲラルディーノ:吉原圭子、
ベット・ディ・シーニャ:志村文彦、シモーネ:大塚博章、
マルコ:吉川健一、チェスカ:中島郁子、スピネッロッチョ先生:鹿野由之
アマンティオ・ディ・ニコーラオ:大久保光哉、ピネッリーノ:松中哲平、グッチョ:水野秀樹

指揮:沼尻竜典、演出:粟國 淳
東京フィルハーモニー

『フィレンツェの悲劇』/アレクサンダー・ツェムリンスキー
全1幕<ドイツ語上演/字幕付>
Eine florentinische Tragödie / Alexander ZEMLINSKY
『ジャンニ・スキッキ』/ジャコモ・プッチーニ
全1幕<イタリア語上演/字幕付>
Gianni Schicchi / Giacomo PUCCINI
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「ペーター・ザイフェルト氏を迎えて」 [講演会]

 花冷えで小雨の降る中、ペーター・ザイフェルト氏の楽しいインタビューがあった。会場へ来る途中滑って転倒したそうで、同行者が支えきれない立派な体格だった。
 とにかくお話がとても面白く、ご本人も将来何か執筆されたいような雰囲気だった。あまりに有名すぎて、意外にも経歴などはネット検索で出てこないが、お父さんは戦争で体を壊す前は、オペラ歌手であり、お母さんは、根っからの音楽愛好家で、耳で聞いた様々なジャンルの音楽をピアノで弾かれていたそうだ。ザイフェルト氏は1954年生まれだが、とても60歳を越しているようには見えないほど、お肌の艶がよく若々しいし、声も衰えていない。デュッセルドルフ出身で、子供のころはラインドイツオペラの少年合唱団に所属し、将来は歌手か役者か、人前へ出る仕事をしたいと思っていたそうだ。
 子供のころからのヴァーグナーファンで、トリスタンの愛の死をヘッドホンで大音量で聞き続け、これで耳がつぶれてても良いと思うほど中毒になったそうだ。
 歌うのが一番難しいのはトリスタン。自分はビールを飲んで明るく死にたい人間なので、死にたいと苦しむ役は難しいと。(笑う所) グールドはタンホイザーが一番難しいと言っているそうだ。
 Q.コンディションを保つ秘訣は? A.歌う喜びやエキサイティングな気持ちがエネルギーとなり、責任と緊張感のを持ちながら、常に全力で歌っているとのこと。気のゆるみのある人は消えていく。いくら評判が良いからと同じ役ばかり歌い続けず、間を置かしてもらう。ローエングリンは職業ではない。(笑)
 Q.歳をとって益々好調な理由は?A.歌い方や力配分の要領がわかってきて、不安がなくなって来るから。また、怖い指揮者に怯えることもなくなり、既に他界した巨匠指揮者との経験などを若い指揮者に語っている。自分は声の出し惜しみをしたことはなく、若いころのように、こんなに歌えますと自己主張する必要もなくなったので、声の続くかぎり歌い、歌うのが苦痛になったらすっぱり辞めるとのこと。
 たくさんのエピソードを語られ、バイロイト時代の内輪話、共演してみて好きな指揮者の名前と逸話は10人近くに及んだ。お話好きのようで、是非本を書いていだきたい。

場 所:東池袋 あうるすぽっと会議室B ライズアリーナビル 3F
テーマ: 「ペーター・ザイフェルト氏を迎えて」
お 話:ペーター・ザイフェルト(テノール)
聞き手:鈴木 伸行(当協会理事長)  通 訳:蔵原 順子
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東京春祭ワーグナー・シリーズvol.10 《さまよえるオランダ人》 [オペラ(国内)]

 東京春祭ワーグナーシリーズ10作品目。春のワーグナーイヴェントとして生活の中に定着したが、いつしか、これはこれ、何かと比較してはいけない、その方が楽しめると悟り、受け身で聞かせてもらっている。
 今年のオランダ人公演は、去年までのドイツ感を求めたくなる春祭ワーグナーと一線を画し、一つのイヴェントとして明るく楽しませていただいた。ゆっくり目のテンポで、何やら音楽が明るく聞こえ、伸び伸びと、歌手陣は思い思いに歌い上げ楽しそうだ。3幕の幽霊船の合唱も全員舞台上で歌い、オケも隅々まで見えて、オランダ人の陰鬱なイメージを払拭される気がした。
 好かったのは、ザイフェルトの歌うエリックが、力強く、説得力があり、初めてヘルデンテノルーのエリックを体験したこと。ローエングリンのような雰囲気だった。
 ワーグナー自身が女々しくないエリックを望んでいたとを、この前学んだばかりで、なるほどと実感した。2幕のゼンタとのやりとりが作品の中心のようになり、エリックは全うな人間であることに、聴衆として安堵を覚える。
 これまでオランダ人にネガティブな印象を持っていたのは、エリックの優しさが際立つ歌手、或いは、演出しか体験していなかったからなのかもしれない。今になって、作品のイメージが豊かになったこと、春祭プロダクションに感謝したい。
 急遽、ダーラント役の助っ人で来日した、ノルウェー人のイェンス=エリック・オースボーは、よく響く温かみのある声でだった。

指揮:ダーヴィト・アフカム
オランダ人(バス・バリトン):ブリン・ターフェル
ダーラント(バス):イェンス=エリック・オースボー
※出演を予定しておりましたアイン・アンガーは、イェンス=エリック・オースボーに変更となりました。
詳細はこちら
ゼンタ(ソプラノ):リカルダ・メルベート
エリック(テノール):ペーター・ザイフェルト
マリー(メゾ・ソプラノ):アウラ・ ツワロフスカ
舵手(テノール):コスミン・イフリム
管弦楽:NHK交響楽団
合唱:東京オペラシンガーズ
合唱指揮:トーマス・ラング
合唱指揮:宮松重紀
アシスタント・コンダクター:パオロ・ブレッサン
映像:中野一幸
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バイリンガルを育てるには!? [講演会]

 当事者にとっては深刻な問題であり、ベビーカーを押して参加された方が複数いらした。
 タベア先生は日本語を話されるが、お子さんとの会話はドイツ語と決めておられる。
 先生のお話では、両親が異なる言語を母国語とする場合、一人一言語を貫くことが重要だと。子供を混乱させないことが一番であり、場合によっては、話す状況により、言語を選ぶやり方もある。例えば、一言語しか話せない親と一緒のときは、それに合わせる、幼稚園では日本語、お風呂では日本語など、場面を決め、原則を崩さないことだ。勿論周囲の理解も必要であり、バイリンガルにしたい意図を理解されないと、その場の日本人をないがしろにして、子どもとわざわざドイツ語で話すことで、不快感を与えることにもなりかねない。しかし、そんな気配の時も原則を貫き、周囲には、子どもとの会話をその場で日本語訳するとのこと。他にも、色々な環境作りの工夫があり、大変なエネルギーが必要だ。
 バイリンガルのコミュニティがSNSにもあるそうで、今日情報収集手段は色々ある。 
講師: 日独協会 鎌田タベア
参考図書
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日独協会ドイツ語圏文化セミナー「ベルリンにある歴史の足跡」 [講演会]

 ドイツの皇帝が残した歴史的建造物の紹介とその後の変遷が話された。リースナー先生は、随分前になるがNHKテレビドイツ語講座で、東ドイツ出身の初めての先生として登場された方ように記憶している。
 私は刻々と移り変わって行く、今のベルリンの雰囲気が好きだが、多分真のドイツ好きとは言えず、ベルリンの歴史がしっかり頭に入っているわけでもないので、初めて聞く話も多々った。眼前にあるものが建造された理由や経緯を知り、移築されたもの、再建する際のこだわりなどを伺い、先生が時折挟むコメントに、なるほどドイツらしいと、微笑んでしまった。堅苦しさ無く、日常の雰囲気で語って下さる先生が、きっと魅力的なのだ。お話を聞き、次回見るベルリンの景色が幾分変わって見えるだろうと思う。
講師: フランク・リースナー先生(千葉大学、日独協会 ドイツ語講師)
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《さまよえるオランダ人》~制作現場から [講演会]

 城谷さんのお話は、興味をそそられることばかりで、オランダ人だけでなく、ヴァーグナー全作品にわたり、自由自在にピアノを弾きながら歌い、変格終止について説明して下さった。
 制作現場のお話も興味深かったが、私が一番感動したのが、短二度と長二度の音形を用いたテーマについて。オランダ人で二度の旋律が多いことは気づいていたが、初期作品だから簡素で単純なのかと、勝手に思っており、これが後期の作品にまで発展していること、また同一作品中に、同じメロディで長調と短調の二つのライトモティーフが書かれていることなど、教えていただいた。
 サプライズゲストとして、4月東京の春音楽祭の子供のためのワーグナー「さまよえるオランダ人」の題名役、バリトン歌手の友清崇さんがいらっしゃり、1幕のモノローグを歌ってくださった。続くオランダ人船員の短い合唱は、参加者皆で歌った。
 このプロダクションは、バイロイト音楽祭で、子供向けに公演しているもので、カテリーナ・ワーグナーが監修している。子供といっしょに行くと大人のチケットが安くなる。子供のうちにワーグナーの魅力を刷り込む戦略が日本にまで波及してきた。
場所:池袋 東京芸術劇場シンフォニースペース
テーマ:《さまよえるオランダ人》~制作現場から
講師:城谷正博(指揮者・新国立劇場音楽チーフ)
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デュオの煌めき 2019 岡本侑也&阪田知樹 都民芸術フェスティバル  [コンサート]

 地味なタイトルで気取り過ぎたか、せっかくの日本演奏連盟主催の演奏会は目立たなかったようで、お客さんの入りは6割程度だった。
 でも、静かな雰囲気の中、ため息が出るほど格調高い演奏を聞かせてもらった。二人とも20歳台だが、悟りの境地に到達しているかのように、全身全霊を込めて美しい音を追究している感じだ。
 岡本さんは、エリザヴェートコンクールの後、国内で色々と名誉ある賞をいただいたが、実際に演奏する楽器には恵まれなかったように思える本番があった。この日は黄色い楽器だったが、近くで聞くと、晴れやかな気持ちが伝わってくる音に感じられた。どんな経緯があったにせよ、すんなり迎えられる本番など無いだろう。苦労を気づかせないのが、プロなんだと思う。
 現在、若い演奏家たちは、皆さん素晴らしい楽器を貸与されている。大昔はプール付きの家を売って、ストラディヴァリのVnを購入した話があったが、現在では、色々な財団のご縁で、名器に出会い、貸与されるらしい。
 この日の楽器の調整は中高音は素晴らしく明るく、音色は必ずしも豊かとは言えないまでも、岡本さんのように軽やかで色彩感が自在に変化する演奏には合っていたと思う。時代の潮流として、指揮者で言うなら、ペトレンコのような、自然な流れと美しい音程、ハーモニーのバランスが他に比類ない音楽家の路線ではないかと、この日の音を聞いて、益々期待が膨らんだ。
 思うに、ドイツ人のように身体が大きいわけでもないので、迫力では勝負せず、楽器に低音の重厚さが期待できないなら、無理して、大音量のコンチェルトにこだわらずとも、例えば、エリザヴェートコンクールの時のような、岡本さんのドヴォルザーク、まだ聞いていないが、岡本さんのショスタコーヴィチなど、岡本さんならではの演奏と評価されることの方が、むしろ価値があるのではないだろうか。
 この日のプログラムは、あまりに阪田さんも岡本さんも上手なため、軽めの曲と錯覚しがちだが、作品ごとの音色を特徴づけ、テクニックと完璧な和声の素晴らしさが満喫できた演奏だった。プーランクは、ちょっと聞いたことのないチェロの音色に魅了された。アンコールは、お得意のポッパー:ハンガリー狂詩曲。楽器の鳴りを確認したような、余裕の締めくくりだった。
 益々豊かに自由に揺らぎ、まるで生きているような響きがホールに溢れるような、人生の伴侶となる楽器に、いつか巡り合える時が来るようにと切に願っている。
 
チェロ/岡本侑也
ピアノ/阪田知樹
シューマン:幻想小曲集 作品73
メンデルスゾーン:チェロ・ソナタ第2番 ニ長調 作品58
黛敏郎:BUNRAKU~無伴奏チェロのための
プーランク:チェロ・ソナタ FP.143
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神奈川フィル・N響ーハンス・ロット 交響曲第1番 [コンサート]

 去年の5月にドイツでハンス・ロットのこの曲を弾いて以来、生ではもちろんCDなども一切聞いておらず、既に忘れていることや、練習で苦労したところなど、神奈川フィルの舞台を近くから見て、よみがえってきた。あの本番は、自分にとっては、あまり楽しい経験ではなく、ネガティヴの要素の方が強かったのだと気づいた。
https://gruen.blog.so-net.ne.jp/2018-05-22
 ホルンがとにかく目立つ曲だが、神奈川フィルのトップの若い女性の技量が素晴らしかった。全体の音は、結構新鮮で、これまで聞いたあらゆゆるCDのイメージと違い、スコアをそのまま音にしてみましたという新鮮な発見があった。転調や特有のハーモニーやらが良く聞こえず、弦楽器が弱いせいで、あれ、こんな曲だったかなという非力な部分があった。
 ホルンは7名、ペット4名、弦は14型、コンバスは7名に増強していたが、4楽章ではやはり弦が聞こえづらくなった。
 一方N響は、さすが、ヤルヴィはCDも出しているだけあり、ハンス・ロットのイメージは完璧だった。神奈川フィルはやたら、ティンパニ、トライアングル、ホルンなど力強い部分だけが目立ったが、N響は弦楽器がものすごく弾いていて、よしよしという感じ、これでこそハンス・ロットだ。
 でもNHKホールの二階席で、かなり距離があったせいか、ホルンの吠えるような迫力はなく、Tpもミスはあったが、そつなくこなしていた。全体のまとまりとして、N響の方が上だが、神奈川フィルの手づくり感は、アマオケぽくて、好感が持てた。
 N響はホルン8本と神奈川フィルより更に増強、完全に倍管、トランペットは5本、弦は16型。驚いたのは、打楽器が3人、まさかトライアングルにアシ?と思ったら、3楽章の一部にティンパニのロールを付加、それと4楽章にスコアにはないシンバルを派手に1発、これはヤルヴィの考えか?
 N響の弦と、神奈川フィルの一生懸命のHornと共演してもらえたら、楽しいだろうと思った。
・神奈川フィル
マーラー/リュッケルトの詩による5つの歌曲
ハンス・ロット/交響曲第1番ホ長調Op.35
指揮:川瀬賢太郎(常任指揮者)、藤村実穂子(メゾ・ソプラノ)
・ N響
R.シュトラウス/ヴァイオリン協奏曲 ニ短調 作品8
ハンス・ロット/交響曲 第1番 ホ長調Op.35
指揮:パーヴォ・ヤルヴィ、リョーナ・バーエワ(ヴァイオリン)

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新国立劇場ータンホイザー [オペラ(国内)]

 4日続いた高熱から解放され、タンホイザーを静かに聞くことで、気分がすっきりした。Wagnerは聞く薬だ。以前も3か月続いためまいが、東京の春のWagner公演で、ぴたりと止まったことことがあった。
 とは言え、ヴェーヌスが登場するまでの音楽は困ったもので、うまく進まなかった。多分あまり練習していなかったのだろう。鳴りすぎる金管もリズム感が疑わしい木管も、どうしたものかと思っていたが、歌が始まってからの弦楽器は優しい音でほっとした。
 ケルルのタンホイザーは聞きなれていて、普通に良かった。どうしたのか、調子が悪かったのが、ヴォルフラム役のトレーケルだった。聞いたのは3日目の公演、4階席だったので、きっと楽日までには諸々改善されたことだろう。ヴェーヌス、エリーザベート、合唱は綺麗で、今更舞台について語る気もないが、病み上がりの身には一応リフレッシュできて良かった。

指揮:アッシャー・フィッシュ
演出:ハンス=ペーター・レーマン
美術・衣裳:オラフ・ツォンベック
照明:立田雄士
振付:メメット・バルカン
指揮:アッシャー・フィッシュ
演出:ハンス=ペーター・レーマン
美術・衣裳:オラフ・ツォンベック
照明:立田雄士
振付:メメット・バルカン

領主ヘルマン 妻屋秀和
タンホイザー トルステン・ケール
ヴォルフラム ローマン・トレーケル
ヴァルター 鈴木 准
ビーテロルフ 萩原 潤
ハインリヒ 与儀 巧
ラインマル 大塚博章
エリーザベト リエネ・キンチャ
ヴェーヌス アレクサンドラ・ペーターザマー
牧童吉原圭子
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オーケストラ・ニッポニカ《間宮芳生90歳記念》 オペラ「ニホンザル・スキトオリメ」 [オペラ(国内)]

 ニッポニカの皆さまには頭が下がる。プログラム記載によると、間宮芳生先生門下の野平先生が抱かれた、作品再演への思いに、ニッポニカの皆が突き動かされたという感じだろうか。崇高な世界だ。すみだトリフォニーの客席はほぼ満席、客層は芸術家っぽい感じの人が多いように見受けられた。この日一堂にに会した人たちは私から見れば特別な情熱を持った人たちだと思う。初めて聞く音楽だが、特殊楽器がたくさん使われ、充実した身近な音だった。演奏も上手で、大成功だったと思う。
 30ページに及ぶプログラムに作品意図が詳しく載っており、誰も作品を誤解しないように導かれる。この日の為に間宮芳生先生が作曲された、「女王ザルの間奏曲」も美しかった。1965年ラジオドラマとして放送され、1966年舞台上演、2019年再演という経緯をたどっているが、個人的にはラジオドラマが合っている気がした。昔話を聞くように、言葉と音楽から場面を想像するのは心地よい作業だと思う。オペラ詳細は、多分ニッポニカの方が書いただろう、ウイキペディアを読むと良さそうだ。

台本: 木島 始
指揮: 野平 一郎
演出: 田尾下 哲
副指揮: 四野見 和敏
ゲストコンサートマスター:山口裕之
キャスト:
スキトオリメ (テノール)  大槻 孝志
女王ザル(ソプラノ)   田崎 尚美
オトモザル (バリトン)  原田 圭
ソノトオリメ (バリトン) 山下 浩司
くすの木 (バリトン)  北川 辰彦
男 (俳優)       根本 泰彦
合唱: ヴォーカル・コンソート東京/コール・ジューン
管弦楽: オーケストラ・ニッポニカ

トリフォニーと言えば、ワグチュー
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新響・飯守ーワーグナー/楽劇「トリスタンとイゾルデ」抜粋 [コンサート]

 新響のトリスタン前奏曲、2幕全曲、3幕3場の演奏を芸劇2階の最前列中央で聞いた。何年か前の新響のトリスタン演奏会の時は、自分が興奮ぎみで、仲間たちとステリハも聞かせてもらった。時がたち、今回はドラマチックというより、全体的に手堅い演奏に感じられた。歌手はオケの後ろに配され、仕方ないことだが、声は聞こえても言葉までは明瞭には客席に届かない。オケは音楽の起伏には乏しい感じだったが、無理して崩壊するより、安定を目指したのだろうか。
 この日、池田さんの演技つきイゾルデに魅了された。3幕の最後は双眼鏡を覗きながら、涙が流れてしまった。池田さんの歌唱は、聴くたびに、感動が増す。こんな素晴らしい歌手が近くに居てくれることが幸せだ。必ずしも海外へ向かわずとも、日本で本物のをワーグナーを全国に浸透させてくれるようなそんな芸術家がいても良い。池田さんは特別な存在なのだから、しがらみのない歌手として、好きなように羽ばたいていただきたい。もっと言えば、昨年末のN響第九の、テノールとバリトンは、バイロイトの名だたるワーグナー歌手だったが、あの見事に強烈な声量に伍する日本人はまだ育っていないと思うから。(テレビで見ただけだが)
 バイロイトでヴァルキューレを歌った金子さんのブランゲーネは優しい声だった。男声歌手陣もオケも皆楽しそうだった。
 指揮もいつになくかっちりしており、きっと練習ですべての思いをオケに伝えてあり、安心して振られたのではないかという気がする。プロでは時間切れで言い尽くせずとも、アマオケはたくさん練習するので、ここまで安心して聞ける演奏になったのではないかと思う。団員の平均年齢は、とても高いが、皆さん衰えを見せず、さすが上手だ。久しぶりに聞いて、華やかだった新響が、アマオケの巨匠へと変貌していくのかなと思った。
指揮:飯守泰次郎
トリスタン:二塚 直紀
イゾルデ:池田 香織
マルケ王:佐藤 泰弘
ブランゲーネ:金子 美香
クルヴェナール:友清 崇
メロート:今尾 滋
牧童:宮之原 良平
舵取り:小林 由樹
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マーラー8番 千人の交響曲 新宿文化/東フィル [コンサート]

  新宿文化センターは開館40周年とのこと。私たち世代にはノスタルジックな場所。今ではプロオケはあまり使わないのだろうと思っていたが、意外にも新宿区は頑張っていた。新しい街東新宿に地下鉄駅が通り、集客も良くなったのだろう。プロオケを呼んで、ハイレヴェルの演奏会を催している。
 昨年の秋、都響・大野さんワーグナーのとき、連れ合いが今日のチケットを買った。新宿文化で8000円とは、一瞬迷うが現代の価格なのか。合唱団がおよそ370人、受付には花束が一杯で、チケットは完売、会場は満席だった。
 連れ合いは、学生時代8番を演奏したことがあり、いまだに大音量が好きだ。私は8番の生演奏を自分から進んで聞きにいくほどではなく、今日はしみじみマーラーらしさに浸っていた。合唱の練習は大変だったろうと思う。迫力はないが、よく頑張った。オケはさすが上手で良く聞こえた。ホルンは素晴らしいかった。指揮者のバッティストーニは見た目は突撃モードの熱烈な指揮をするが、オケをよくまとめていると思う。ソリストたちも良かった。合唱が非力なので、湧き上がるようなエネルギーは感じられないが、引き締まったテンポで気持ち良く聞かせてもらった。
指揮:アンドレア・バッティストーニ
ソプラノ:木下美穂子 今井実希 安井陽子
アルト:中島郁子 小林由佳
テノール:福井敬
バリトン:青山貴
バス:ジョン・ハオ
管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
合唱:新宿文化センター合唱団
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