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国立新美術館ー ミュシャ展 [美術・博物館]

 友達に誘われ、国立新美術館に、ミュシャ展を見に行った。いつもは乃木坂駅経由で行くが、今回初めて、六本木駅で下車し、正面入口から入った。ちょうど草間彌生さんの展覧会も開催されており、庭の木々は水玉模様の装いだった。題名がさすが「木に登った水玉 2017」とは。
 去年の冬プラハを訪ね、スメタナホールのある市民会館でミュシャの天井画も見た。スラヴ叙事詩は、国民楽派スメタナの交響詩「我が祖国」から着想を得たとウィキペディアにあり、成る程と思う。この巨大な絵画全20作品がチェコ以外で展示されたのは、東京が初めてとのこと。パリ時代、アール・ヌヴォーのポスターも展示されていたが、その華やかさは、スラヴの作品の中でも、ほんのり感じる。戦いの後を描いた作品でも、血は流れず、淡い色調に、苦悩をあえて強調しない静寂を感じる。6mx8mという巨大な絵でも、重苦しさ、圧迫感がほとんどない。民衆一人一人が主役であり、実際村人に昔の衣装を着せ、写真を撮り、キャンバスに描き分けたそうだ。
 春を感じた、幾らか明るい空気の作品は、ミュシャの故郷イヴァンチツェで、チェコ語の聖書を印刷した(15c)題材のものだった。
 絵の中から後世に厳しい眼差しを送る人物、テレビ画面から出て来るように、絵の枠から飛びだす英雄、不思議な遠近感。ミュシャの描く時空から、控えめだが、語り継いでいきたいスラヴ民族の確かな愛国心が伝わって来る。
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シュトゥットガルト歌劇場の新作「地震」オペラについて [演劇]

 「地震」という言葉に敏感になった今日、地震のオペラという題名に反応し、ドイツ文化会館に討論会を聞きに行った。
  これまで、ヨーロッパの歌劇場のインテンダントが、宣伝に来た講演を結構聞きに行ったが、この日のシュトゥットガルト歌劇場は、聴きに来て欲しいとは決して言わなかった。あくまで、ドイツ文化センターの催しであり、日独双方向の同時通訳付き、劇場の経済的苦労にはふれない、創造的な演劇の話しであって、現在制作中という、興味をそそる企画だと思った。
 会場の客席が扇状で、日本のボックス式の椅子の並べ方とは違い、オペラハウスを連想する。二人の演出家として紹介されたのは、インテンダントのWieler 氏(ヨッシ.ヴィーラー)、ドラマトゥルグMarabito氏(セルジオ・モラビト)、舞台美術のViebrock氏(アンナ・フィーブロック)、脚本家のBeyer氏(マルセル・バイアー)、作曲家の細川俊夫氏、読響指揮者でもあるのCambreling氏(シルヴァン・カンブルラン)、司会は森岡実穂さん、それぞれの立場での話が聞けた。この劇場の舞台が先進的であることは、個人的には10年以上前ツァグロセク音楽監督時代からのイメージだったが、今では、現在人の心に響くことをを第一に、劇場に関わる歌手、コーラス、スタッフ、一人一人が芸術激責任を持って、仕事していることが、この劇場の特徴であるとのこと。(Wieler氏の言だったように思う)
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東京春祭ワーグナー・シリーズ vol.8神々の黄昏 [オペラ(国内)]

 マエストロヤノフスキのリングチクルスが、ついに黄昏まで来た。この4年間で、自分の聞き方も温和になってきたが、N響が厳しい(らしい)ヤノフスキに食いついて行き、破綻しなくなったのは、確かな進歩だと感じる。勿論メンバーは同じではない。今年は、向山さんがチェロ首席を務め、音符が聞きとれる、舞台上の演奏ならではの体感も、ついにここまでクリアになったと思うと嬉しい。3幕で、多少綻びは見えたが、二日目の公演は、さらに期待できるだろう。
 歌手陣の主役二人(*)は、代役として3/29に来日したそうだ。ジークフリートは、かなり緊張ぎみだったが、幕が進むにつれて、少しずつ調子が出てきた。多分二日目目は、もっと堂々と歌ってくれるだろう。ブリュンヒルでデは、一幕では、かん高い絶叫が気になったが二幕以降は落ち着いたように思う。
 二人以外のソリストは、何の不安もなく、違和感なく、ゆっくり楽しませてもらえて、「春祭」の進歩に感謝したい。アルベリヒ、ハーゲン、ヴァルトラウテ、グートルーネも、来日されたゲストの皆さん、それぞれ素晴らしかった。
 客席にはカタリーナが来ていたが、明らかに太り過ぎ。夏までに何とかするのだろうか?
指揮:マレク・ヤノフスキ
*ジークフリート:アーノルド・ベズイエン
グンター:マルクス・アイヒェ
ハーゲン:アイン・アンガー
アルベリヒ:トマス・コニエチュニー
*ブリュンヒルデ:レベッカ・ティーム(4月1日)
        クリスティアーネ・リボール(4月4日)
グートルーネ:レジーネ・ハングラー
ヴァルトラウテ:エリーザベト・クールマン
第1のノルン:金子美香
第2のノルン: 秋本悠希
第3のノルン:藤谷佳奈枝
ヴォークリンデ:小川里美
ヴェルグンデ:秋本悠希
フロースヒルデ:金子美香
管弦楽:NHK交響楽団(ゲストコンサートマスター:ライナー・キュッヒル)
合唱:東京オペラシンガーズ
合唱指揮:トーマス・ラング、宮松重紀
音楽コーチ:トーマス・ラウスマン
映像:田尾下 哲
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ザ・シンフォニカ 第61回定期演奏会 ―ブルックナー交響曲第5番 高関 健 [コンサート]

 高関先生のブル5ということで、チケットを頂いて楽しみにして出掛けた。シンフォニカはアマオケだが東京屈指の実力を誇っており、期待にたがわぬ名演だった。
 前半ブラッハーと言えば、チェロ弾きにとっては昔のベルリンフィル12人のレコード(!)に入っていた軽快な曲を思い出すが、この曲はもっと古典的だが適度にモダンな聞きやすい曲。プログラムにも書いてあったが、バルトークのオケコンのように、管楽器特に木管のソロが頻出する曲で、中でもクラリネットの技術・音色とも完璧で驚嘆した。
 後半ブルックナーで先生は暗譜での指揮。時代掛かったアゴーギグも無く、良く流れて歌う演奏だった。オケもさすが、安心して聴いていられた。
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洗足学園音楽大学 第44回アンサンブルアカデミー演奏会 [コンサート]

 所属アマオケの指導でいつもお世話になっている先生からチケットを頂き、はるばる出掛けた。「洗足学園」と言っても東京の「洗足」にあるわけではなく、神奈川県の溝の口駅から歩いて数分、写真のように大変ユニークなデザインの建物が道沿いにあるので目立つ。
 会場は構内のホールで、内外装は地味だが音楽専用で音は良い。ただお客さんがあまり入っておらず、多分身内の方だけなので、そのせいかもしれない。席に座席番号が書いていないようだったが、指定席の時はどうするのだろうか。
 オケは音大生と卒業仕立ての若手奏者にオーケストラの経験を積ませることが目的で、洗足以外の大学の方も混ざっているようだ。指揮者は無しで、先生がコンマスとして加わり、皆で合わせていくわけだが、これがなかなか素晴らしかった。
 基礎的な技術はある方々が、かなり練習を積んでいるので、ただ縦横が合うというのではなく、かなり濃密で突っ込んでくる演奏だった。その上皆さんかなり楽しんで、余裕を持って弾いている感じだ。
 特にブラームスのセレナードは初めて聴いたのだが、大変素晴らしい曲だが、これを指揮者無しでやるのはかなり大変だったかもしれない。見事だったし、遠路はるばる行った甲斐があった。
 帰りは駅のそばのでかいビアホールに行ってみた。

洗足学園音楽大学 第44回アンサンブルアカデミー演奏会
指導:永峰高志
ベートーベン エグモント序曲
ヴィヴァルディ― ファゴット協奏曲 ホ短調
ブラームス セレナード 第1番

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モルゴーア・クァルテット第45回定期演奏会 [コンサート]

 横浜でのショスタコ全曲演奏会以来、1年ぶりに行ってきた。場所は東京文化の小ホールで、8割ほどの入り。 http://gruen.blog.so-net.ne.jp/2016-01-01
 1曲目、ベートーヴェン作品18-4はアマチュアでも良くやる曲だが、早くて軽い弓でさすがに鮮やかだ。次のヴァインガルトナーは曲想は古典的だが、何か皮肉っぽいというか、ひねった感じのある曲で、作曲者の性格を表しているのだろうか?
 休憩後ツェムリンスキーは一番気に入った。無調に近い美しい曲だが、最後にショスタコ的無窮動が来る。荒井先生も一番モルゴーア的な(変な)曲だと仰っていた。
 今回で定期45回目、25周年ということだが、さすがお客さんも長年のファンが多くて質が高く、演奏中は冬のこの時期にも関わらず咳1つ聞こえないし、まして飽きてガサガサするおば様もいない。
 恒例の荒井先生のお話も和やかな雰囲気で、最後はグルダの弦楽四重奏からスケルツォがアンコール。チェロ弾きにとってグルダと言えば、例のチェロ協奏曲が思い浮かぶので大いに期待(?)したが、意外とまともで少し拍子抜けした。(B)
 
モルゴーア・クァルテット
 荒井英治、戸澤哲夫、小野富士、藤森亮一
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲 第4番 ハ短調 作品18-4
ヴァインガルトナー:弦楽四重奏曲 第3番 ヘ長調 作品34
ツェムリンスキー:弦楽四重奏曲 第3番〔1924〕
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仙台フィルハーモニー管弦楽団ー第306回定期演奏会 [コンサート]

 仙台フィルの定演を、仙台まで聴きにいった。目的は、ベートーヴェンのトリプルコンチェルトを演奏するチェロの岡本さん。通常定演で使っているホールが改装中とのことで、目下残響が乏しい別会場を使用しているそうだ。
 覚悟して臨んだベートーヴェン、ところがチェロのソロが美しく歌い始めると、むしろ古典派らしく、ありのままの音が聞こえ、音域的にチェロはよくピアノにかき消されることがあるが、今回、残響が無いことで、各楽器の音楽が良く分離して聞き取れて、むしろ貴重なアンサンブルを楽しめた。
 三人とも、お互いに敬意を持っているのが、音楽から伝わってくる。
 久しぶりに聴くソリストらしい岡本さんの音楽は、メロディーの歌い方が本当に心に響く。仙台フィルの知り合いも、初めて聴いて、今の純粋さを持ち続けてもらいたいと。また、これまで聞いたことのない、圧倒的に素晴らしいチェロだったと仰られた団員もいらしたと、漏れ聞こえてきた。仙台の方たちに、岡本さんの音楽を聴いていただけて嬉しい。
 残響の無いブラームス2番は、やはりアマオケが乱れるところはプロにも難しいのだと確認でき、ここならではの体験だった。
 仙台は初めて訪れる街なので、午前中市営の周遊バス券を使って少し観光もした。市営の周遊バスがあり、地下鉄乗り放題付きで900円の1日券を購入。仙台の道路は広々として、青葉駅近くの東北大理学部辺りを通ったとき、ドイツの大学のようで、日本語表記に一瞬違和感を感じたくらいだった。
 最後は定禅寺通の欅並木を通り、繁華街の説明を聞きながら、バスは仙台駅前に戻った。

指揮:ユベール・スダーン
ヴァイオリン:郷古 廉
チェロ:岡本 侑也
ピアノ:津田 裕也
ウェーバー:歌劇「魔弾の射手」序曲
ベートーヴェン:三重協奏曲 ハ長調 作品56
ブラームス:交響曲第2番 ニ長調 作品73
仙台城跡
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国宝 大崎八幡宮
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陸奥国分寺跡 薬師堂
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終演後ロビーでお客さんと交流
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国立演芸場1月中席 [芸能]

 某賀詞交歓会の後、麹町の居酒屋で昼間からかなり飲んだ。そう言えば、国立演芸場は金曜のみ夜席があったな~と思い行ってみた。
 17時45分くらいに到着、入口でチケットを買うと指定席で、その場で画面から席を選べるようになっている。なぜか1列目のほぼ中央の席が空いており購入、入ると既に前座がやっていた。
 正月なのに少しお寒い入り、1/3くらいか。最近はあまり聞かない噺家のボヤキも出た。ここは上野・浅草や新宿のような盛り場でないので、フラッと入る人がいなくてやむを得ないかもしれない。
 それとこれは正月だからなのか色物が多い感じ。漫才ではなくコント風のものや、クラウンのパントマイム、太神楽の現代版?(洋装でやっている)もあって、私はあまり見たことが無かった。(普通なのか?)
 落語は3席、大分酒が入っており睡魔と闘う。定番替わり目、時そばのあと、トリの寿輔師のマクラまで何とか持ったが、その後爆睡して気付いたら9時お開きとなった。一番前なのに申し訳ない。隣席のご夫人はかなり気合が入った拍手していた。(B)

落語  古今亭 今いち
曲芸  ボンボンブラザース
落語  古今亭 今輔
奇術  瞳 ナナ
落語  柳家 蝠丸
ー仲入りー
クラウン びり&ブッチィ―
落語  三遊亭 圓馬
コント チャーリーカンパニー
落語  古今亭 寿輔
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6人の若獅子が集う 奇跡のチェロ・アンサンブル [コンサート]

 手放しで楽しく、この年齢になり、初めて"年忘れ"の気持ちを体験したコンサートだった。盛りだくさんのプログラムが準備さて、友人たちと幸せな満腹感を共有した。
 辻本さんを聞くのは、カサドコンクール以来だったが、存在感が抜きん出ており、辻本さん無しで、このコンサートはこれほど成功しなかっただろう。若い5人は、皆仲良しなのだろう、気持ちがそろっていて、それぞれに、小林さんの素晴らしいアレンジを楽しんでいるようだった。
 辻本さんのように重厚な音の日本人チェリストは、久しぶりに聞いた気がする。ストラディヴァリも素晴らしいのだろうが、重く中身の詰まった音質が本当に美しく、のびやかで、華のある音楽に、引き込まれた。若者たちは、テクニックや音色、歌いかたもそれぞれに、エンターテイナーのように、かつ純粋に、疲れを知らず、一晩中でも弾き続けてくれそうなエネルギーで熱演してくれた。6人の名手の個性を満喫でき、幸せな今年最後のコンサートとなった。
出演者:
辻本玲(vc)
伊藤悠貴(vc)
小林幸太郎(vc/arr.)
伊東裕(vc)
岡本侑也(vc)
上野通明(vc)
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赤*印 小林さん編曲
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国立劇場「通し狂言 仮名手本忠臣蔵」第三部 [歌舞伎]

 国立劇場の歌舞伎は多分2回目だが、歌舞伎座に比べて随分質素な感じで、桟敷席や一幕見席は無い。オペラの劇場と比べると奥行が狭い分舞台が真近に見えて、3階の2800円席(下から2番目ランク)でも新国立劇場で言ったら、2階正面のちょっと後ろくらいの感覚でコスパが高い。
 オペラだけでなく歌舞伎も、今回から双眼鏡を使うようにした。すると、オペラ以上に観ることが重要だと気づいた。特に八段目は母娘の踊りの場面で、あまりの上手さに釘付けになった。個人的経験だが、中学まで習っていた日本舞踊の基本型の手(振り)の集合を目の当たりにし、全く意味を理解できないまま、品がつくれず自己嫌悪に陥って、男役に変わり、次第に興味を失っていった記憶がよみがえった。テレビで観るのとは違い、気づかなかったお女形の美しさに魅了された。
 幸四郎といえば、由良之助のイメージだったが、今回の本蔵という渋い役は、親の心を控えめに全身で体現しているようで、この醸し出す雰囲気が、歌舞伎ならではの魅力なのだなぁと思った。
 国立劇場の歌舞伎は、新たな楽しみになりそうな予感あり。
(全段通し上演の第三部)
八段目   道行旅路の嫁入
九段目   山科閑居の場
十段目   天川屋義平内の場
十一段目  高家表門討入りの場
        同  広間の場
        同  奥庭泉水の場
        同  柴部屋本懐焼香の場
        花水橋引揚げの場
(主な配役)
【八段目】
本蔵妻戸無瀬   中 村 魁  春
娘小浪      中 村 児太郎
【九段目】
加古川本蔵    松 本 幸四郎
妻戸無瀬     中 村 魁  春
娘小浪      中 村 児太郎
一力女房お品   中 村 歌女之丞
由良之助妻お石  市 川 笑  也
大星力弥     中 村 錦之助
大星由良之助   中 村 梅  玉
【十段目】
天川屋義平    中 村 歌  六
女房お園     市 川 高麗蔵
大鷲文吾     中 村 松  江
竹森喜多八    坂 東 亀  寿
千崎弥五郎    中 村 種之助
矢間重太郎    中 村 隼  人
丁稚伊吾     澤 村 宗之助
医者太田了竹   松 本 錦  吾
大星由良之助   中 村 梅  玉
【十一段目】
大星由良之助   中 村 梅  玉
大星力弥     中 村 米  吉
寺岡平右衛門   中 村 錦之助
大鷲文吾     中 村 松  江
竹森喜多八    坂 東 亀  寿
千崎弥五郎    中 村 種之助
矢間重太郎    中 村 隼  人
赤垣源蔵     市 川 男  寅
茶道春斎     中 村 玉太郎
矢間喜兵衛    中 村 寿治郎
織部弥次兵衛   嵐    橘三郎
織部安兵衛    澤 村 宗之助
高師泰      市 川 男女蔵
和久半太夫    片 岡 亀  蔵
原郷右衛門    市 川 團  蔵
小林平八郎    尾 上 松  緑
桃井若狭之助   市 川 左團次
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第22回 江副記念財団リクルートスカラシップコンサート [コンサート]

 最後に高木さんのご挨拶があり、今年は初めてソロでなく室内楽の演奏会を企画したこと、北村さんの声かけで、アンコールとして北村さん編曲のブランデンブルグ協奏曲5番が演奏された。本来自分の見せ場だったのだろうか、指揮に回ってしまったが、ピアノのカデンツァが、オルガン演奏のように長く、微笑ましかった。その時々の江副室内楽アンサンブル結成は、常連客としては嬉しい企画だ。
 各プログラムさすが皆さん音が綺麗で、若いのに老成したような演奏だったように思う。もうコンクールで受賞した時点で、若者らしさは完了しているようだ。
 最後のドヴォルザークは有名な曲だけに、私自身とても身近に楽しめた。超特急で、軽やかな演奏と、ちょっと無茶している感じが若者らしく、好感をもてた。やはり、うまくまとめるだけでなく、生気あふれる冒険心、や挑戦する気持ちを若者には感じさせてほしいというのは、年寄りのエゴだろうか。

髙木竜馬(ピアノ)、北村朋幹(ピアノ)、黒川 侑(ヴァイオリン)、弓 新(ヴァイオリン)、岡本侑也(チェロ)、阪田知樹(ピアノ)、山根一仁(ヴァイオリン)城戸かれん(ヴァイオリン)、桑原志織(ピアノ)、坪井夏美(ヴァイオリン)、上野通明(チェロ)、小林海都(ピアノ)、水野優也(チェロ)、毛利文香(ヴァイオリン)、田原綾子(ヴィオラ)、田村 響(ピアノ)  計16名(敬称略)
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ライプツィヒ歌劇場芸術監督 ウルフ・シルマー氏の講演 [その他]

 シルマー氏が、指揮者ではなく、ライプツィヒ歌劇場の芸術監督として、ワーグナー公演の宣伝のため、来日されたということで、ワーグナー協会で講演があった。この日は、ティーレマン・ドレスデンシュターツカペレのラインゴルト、ハーディング・パリ管の公演などが重なっていたが、聴衆は50人程度集まった。
 マエストロは新国立劇場でも2003年ホモキのフィガロ以来何作品も振っている。私は、東京以外では、2006年の聖金曜日に、パルジファルを聴いて以降、ライプツィヒとバイロイト生誕200年初期作品で6回マエストロのヴァーグナー作品を聴いた記憶があるが、ライプツィヒでは、いつもパッとしないというのが、正直な感想だ。でも今日、その理由が分かった。ライプツィヒという町の歴史と深い関係があり、あの大きな劇場は市民が作ったのではなく、旧東ドイツ社会主義の国策だったのだ。
 ライプツィヒは、ザクセン王国首都であったドレスデンと違い、商業都市として発展した。ヴァーグナーがライプツィヒで生まれ、優れた学校教育を受けたのは事実だが、二十歳で仕上げたスコア600ページに及ぶ「妖精」を劇場に持ち込んだところ、2週間の検討の末、歌手が歌えないと断られ、音楽監督にも見せたが採用されず、このことが、市への遺恨となったそうだ。
 現在のリングツィクルス が、東独社会主義時代のヨアヒム・ヘルツ以来、何と40年ぶりの新演出であり、ライプツィヒも二人ジークフリート体制で4日連続公演をしている。私も今年2月、ヴァルキューレとジークフリートを見ている。
http://gruen.blog.so-net.ne.jp/2016-02-21
http://gruen.blog.so-net.ne.jp/2016-02-22
 ヨアヒム・ヘルツの舞台(神話の世界でなく、初めてワーグナーの同時代として設定した)をパトリック・シェローが観ており、明らかに彼のバイロイトの演出に影響を与えたこと、またヘルツが当局から睨まれていたため当時の資料も映像も、写真すら残っていないことなど、現在目に見えない東独の影響がライプツィヒには存在することを知った。他にも興味深いライプツィヒの話を伺い、なぜいつもワーグナー公演がガラガラなのか、納得がいった。
 2022年には、初期作品も含め、ヴァーグナー全作品が、ライプツィヒ歌劇場のレパートリーになる計画とのこと。
 終了後、近くの蕎麦屋でごいっしょした。マエストロは来日回数も多く、おそばも上手に頂くが、アルコールは飲まず、専らMineralwasserだ。きちっとスーツを着こなし、さすがProfessorという感じ。
 生まれはブレーメン近くで現在も自宅があり、修業時代のウィーンや現在のライプツィヒもあくまで仕事場だそうだ。
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METライブビューイング 《トリスタンとイゾルデ》ラトル [映像・放送]

 さいたま新都心に、METライブビューイングがやってきた。さいたまアリーナの反対側に大きなショッピングモールとシネコン等がある。これまで、METのワーグナー作品が出ると、新宿まで行って見ていたので、地元の113席のホームシアターのような小さなスクリーンは、音質も含め、少し物足りなかった。この場所は、老後の楽しみにとっておこう。
 何年も前、ベルリンフィルデジタルコンサート初期のころ、ラトルの黄昏を夜中に頑張って聴いたのに、自分の好みでなかったことがあり、ラトルのワーグナーを聞くのは、それ以来だった。やはり、結構意表を突かれる演奏だった。映画は音量調節されているので、生演奏とは別物として聞くのだが、オケへの要求は、3幕だけ特別に激しく、こんな不満爆発的な3幕は聞いたことがない。後から思えば、出だしのチェロや、その後もVn、金管も2幕までは、おやおやと思うところを許容していたのは、3幕のエネルギーを蓄えるためだからだとうかと勘ぐってしまう。実験好きのラトルらしい演奏だと思う。3幕のイングリッシュホルンの音も、歌い方も、意外なものだった。
 この映画の恒例として、幕間に出演者のインタヴューがある。3幕前には、クルヴェナール役ニキティンのインタヴューもあり、その内容に驚いた。あまり重要な役ではないので、断ろうと思ったが、最終的には、先々役に立つと思い引き受けた、というニュアンスだった。司会のD・ヴォイトとブランゲーネ役のグヴァノバの表情が一瞬こわばった。ニキティンは、ハーケンクロイツ刺青問題でバイロイトを下ろされた人、自分の発言を世界の人が聞くことを、知っていたのかどうか。結局、クルヴェナールの役どころを理解できていなかったのか、彼以外の歌手は皆素晴らしかったのに、彼の音程の悪さで公演の質が下がったように思われた。
 ベテランのステンメは磐石、、スケルトンは初めてのトリスタン役、演出は近代的海軍の船だろうか、モロルトを討つ武器もトリスタンを傷つける武器も剣ではなくピストルだった。演技も表情もカメラのアップも特に怒りを覚えるようなものはなかった。

指揮:サイモン・ラトル 演出:マリウシュ・トレリンスキ
出演:イゾルデ:ニーナ・ステンメ、トリスタン:スチュアート・スケルトン、マルケ王:ルネ・パーペ、ブランゲーネ:エカテリーナ・グバノヴァ、クルヴェナール:エフゲニー・ニキティン
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タマーシュ・ヴァルガ - チェロ公開オーケストラ・スタディー [チェロ]

 日本チェロ協会恒例のウィーンフィル首席、ヴァルガ氏の公開レッスンがあった。今回は予定が合い、聴講できた。生徒さんは、見た感じ高校生だろうか。8人が自己紹介代わりに、運命2楽章冒頭を一人ずつ演奏よう言われた。
 とにかく強弱・表情記号は楽譜通り演奏するよにと何度も言われた。首席として、仲間に楽譜通りにとお願いをするのは、楽しいものではないと。運命の初めのメロディでは、和音の変わり目ごとに、フレーズを作る。周りと弾き方や音量を合わせるよう、もっと周りを聞くようにと。その集中力が本番で大事なことで、集中力があるから、少しの練習で本番がこなせるのだ。
 チャイコ4番の二楽章では、メロディは3回繰り返しながら発展していくという基本の話。運命はともかく、生徒さんたち、チャイコ4番の音楽をその気で聞いたこと、或いは弾いたことあるのかなとふと感じる時もあった。まだ若いから、オケは授業の一コマなのだろう。最後聴衆へのサービスで、夢のあとにをヴォルガ氏が1番を弾き、初見のアンサンブルを披露してくれた。ヴォルガ氏の音楽は本当に音がとぎれなくて美しい。
 舞台の奥に先生、客席に背をむけて、8人が弓なりに並ぶので、聴講は音を聴くだけでほとんど何も見えない。せっかくサントリーの小ホールを使うなら、広土間でやってくれたら、同じ平面からよく見えたのに残念だ。そうと知ってか、或いは曲のせいか、聴講に来た人は前二列ほどで、とても少なかった。
課題
① L. V. Beethoven 交響曲第5番 第2楽章より
② P. I. Tchaikovsky 交響曲第4番 第2楽章より
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フィッシャー・アダムによるワーグナー・イン・ブダペストのレクチャーとレセプション [ハンガリー]

 ウィーン国立歌劇場のワルキューレで来日中の指揮者、フィッシャー・アダム(アダム・フィッシャー)によるワーグナー・イン・ブダペストのレクチャーとレセプションがあった。Wagner in Budapest 2107の紹介の為の企画だったようだ。
https://m.mupa.hu/en/events/wagner-in-budapest/wagner-in-budapest-2017
 マエストロは、2001年シノーポリ急逝によりバイロイトで急遽リングを振ることになり、終演後の食事のとき、ハンガリーの設計士と、ブダペストにワーグナー演奏にふさわしい劇場を作り、音楽祭をやろうと、意気投合したそうだ。そして、2005年あらゆる芸術分野の公演の場として、Müpa Budapest (芸術宮殿)がオープンした。私は2007年正月にブダペストのハンガリー国立歌劇場でラインゴルトとヴァルキューレを見ているが、これとは違う新しい建物だ。 http://gruen.blog.so-net.ne.jp/2007-01-09
 ヴァーグナー上演用に設計した一つの特徴は、合唱を空間の高中低3箇所に配置できること。そう聞くと、誰もパルジファルへの期待が膨らむ。また、舞台と客席がとても近く、歌手の表情まで見てとれる。演出は最低限に留めている。これは劇場のWebページで十分紹介されている。ヴァーグナーをモーツァルトのように繊細に、反対にモーツァルトを雄大に表現することも大事と。そして、Wagner in Budapest 2017 の日程、ヴァーグナーの指定どおり、Ring を4日続けて公演する。
 クラリネットの演奏もあり、ハンガリーデイのチラシに載っている、コハーン・イシュトーヴァン氏が、バルトークのルーマニア民族舞曲、自作のハンガリアンファンタジー、ブラームスのハンガリー舞曲第5番を演奏された。思いがけず、素晴らしいクラリネットのソロ演奏を聴き、意外と高音楽器だったことに、気づいた。
 レセプションでは、来客も自由にマエストロとお話しすることが許された。私も、折角の機会なので、ホールのーあらゆる方向から音が聞こえて来るというハンガリー語の通訳の話について、ドイツ語で尋ねてみたら、それはホールの響きではなく主に、合唱の聞こえ方の意味だと訂正された。マエストロは、一般人とも普通にお話しして下さった。 
 Wagner in Budapest 2017 は6月、お値段も格安だ。検討してみようか。
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NHK交響楽団 12人のチェリストたち [コンサート]

 初めてN響の12人のチェリストの演奏を聴いた。しかも、さいたま芸術劇場で。夏、つれあいがアマオケの練習でさいたま芸術劇場へ行ったとき、チケットを買ってきた。
 満員御礼、さすが、皆さん上手で、楽しいコンサートだった。客席約600, 残響2秒、こういう気軽なコンサートをさいたま市内で聴けるのは嬉しいことだ。
 本来は、ベルリンフィルのように、全員がそっくりに弾くべきなのかもしれないが、普段はソロを聞くことがないN響奏者の 、各々の個性がちらっと見えて、とても楽しかった。
 2012年入団の市さんが、11月末から、一年間ミュンヘンに留学されるとのこと。若い方たちのこれからの活躍が楽しみだ。

藤森亮一、向山佳絵子、藤村俊介、桑田 歩、銅銀久弥、山内俊輔、西山健一、三戸正秀、村井 将、宮坂拡志、渡邊方子、市 寛也

曲目
クレンゲル:賛歌 [十二重奏]
クレンゲル:《組曲ニ短調》作品22より[二重奏、藤森・向山]
ヨンゲン:4本のチェロのための2つの小品 作品89[四重奏、藤村・渡邊。山内・宮坂]
オッフェンバック: ボレロ[六重奏、銅銀・村井・桑田・西山・三戸・市]
レノン&マッカートニー(三枝成彰編曲):イエスタデイ、ミッシェル、抱きしめたい、ヘイ・ジュード [十二重奏]
三枝成彰編曲:日本の歌(おぼろ月夜、ずいずいずっころばし、荒城の月、こんぴらふねふね、てんさぐの花) [十二重奏]
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新国立劇場-ワルキューレ③Z券 [オペラ(国内)]

 最後の週末公演なのだが、チケットが1枚しか準備できず、朝からZ券に挑戦したところ、首尾よく手に入った。席は、4階サイドの壁際で、舞台は半分ほどしか見えないが、身を乗り出せば指揮者とピットの中半分は良く見える。ベルリンでは、こういうオケの脇の、安い席を狙える劇場があるのだが、新国立劇場ではなかなか難しい。どんな席順で、Z券を割り当てるのだろう。
 ずっとチェロ主席奏者にくぎ付けで、全幕朗々と歌い上げる様に感服した。ソロは毎回素晴らしかったが、実際ピットの中が見えると、重奏もTuttiでも周りからの信頼が厚いことが見てとれる。この席でじっくり見ることができて良かった。3幕は、3階正面の席と交代した。やはり全体の響きは、正面の方が優っていた。Z席は、オケも歌手も間近で見られ、生の音や声が聞こえるのは嬉しいが、グールドの声量は、私にとってIMG_2058[1].JPGは、少し大きすぎたようで、もったいなかった。
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新国立劇場-ワルキューレ② [オペラ(国内)]

 本公演としては今回初めて聴いたのだが、オケについてはGPの時から比べると、金管は少し安定してきた。
 歌手はさすが一流どころを呼んできているので、全く問題が無く、主役級5人はほぼ安心して聴けた。演出が穏健で、歌手は歌以外に惑わされることがないので、歌いやすいのではないか。例えばバイロイトのように、舞台装置からしてタッパがあって立体的だと、見ている方はスペクタクルだが、やる方は上がったり下りたり体力的にも大変だ。今回の演出では、歌手はせいぜい舞台手前から奥へゆっくり歩くくらいの動きしかない。ワルキューレたちの動きも画一的だ。
 問題はオケで、弦楽器特に低弦は、遅めのテンポもあって良く歌っていて美しいが、金管が相変わらず無駄に大音量なので、個人的には、余り嬉しくない。5階席天井桟敷なので、大きな音に聞こえるのかもしれない。どの劇場も高価な席で、良い状態で聞こえるよう演奏するは当然なので、S席の聴衆が満足すれば、成功といえるだろう。私は、別に文句は無い。(G)
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新国立劇場-ワルキューレ [オペラ(国内)]

 長丁場のため平日でも17時開演だが、ほぼ満席で結構なことだ。入口にSPがたくさんいて、浩宮様がいらっしゃるということはすぐ分かった。(4階4列目なので席から見えない)
 多少早目に着いたので、5階の情報センターに行ったが、16:35頃下りのエレベーターが規制に引っ掛かって止まっている。受付へ戻って階段はどこか聞くと、非常用で普段はカギが掛かっているので、動くまで待つよう言われるが、その対応で本当の非常時は大丈夫なのだろうか?
 公演については連れ合いがGPを既に見ており、感想はほぼ同感で、歌手には大変満足した。グールドは全く余裕だし、ジークリンデのジョゼフィーネ・ウェーバーは、最初フンディング家の女中かと思った見た目だが、いい声だ。ヴォータン、フリッカは外見、歌ともぴたりはまり、ブリュンヒルデのテオリンは、もっと気張るかと思っていたが、告知の場面など思いの籠った弱声で聴かせた。騎行のワルキューレ達は頑張ったが、体型も声量も併せてテオリンひとり分だ。
 オケには不満が残る。2幕や3幕序奏(騎行)は金管と打楽器が下品にうるさくて、弦が全く聞こえない。こういうのを好む人がいるのかもしれないが、ペトレンコと全く逆の方向性だ。告知の金管の弱音ソロも情けない限り。一方弦楽器は健闘していた。Vnは対抗配置で、Bsを下手側に置くなど工夫している。後半2作のオケが変わるというのは本当なのだろうか?
 演出は穏健で余計な情報が無くて良かったのでは?ブリュンヒルデが昔ながらの甲冑、兜、盾、槍で武装している衣装は、最近は珍しいのではないか。羽根飾りの色が変わるなど、細かいこともやっている。
 1幕フンディング家の家来が黙役で何人か出ているが、2幕ジークムントとの対決の場面では、フンディングひとりなのは何故なのだろう。逃げたか?どうでもいいが…(B)
 
指揮:飯守泰次郎
演出:ゲッツ・フリードリヒ
ジークムント:ステファン・グールド
フンディング:アルベルト・ペーゼンドルファー
ヴォータン:グリア・グリムスレイ
ジークリンデ:ジョゼフィーネ・ウェーバー
ブリュンヒルデ:イレーネ・テオリン
フリッカ:エレナ・ツィトコーワ
管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
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新国立劇場-ワルキューレ(ゲネプロ) [オペラ(国内)]

 友人からチケットをいただき、楽しませてもらった。3階正面2列目、舞台は良く見えた。パルケは見える範囲は人を入れておらず、そのため拍手は疎らだった。
 歌手は皆素晴らしい。ブリュンヒルデのテオリンは、優しい感じで、ベルリンやドレスデンで聴いた時と違って、静かだった。ヴォータンも軽い感じ、ジークムントとジークリンデも違和感が無い。いずれにせよ、本気は取ってあると思うので、期待が膨らむ。
 強いて言えば、オケの音量が大き過ぎる。歌手を邪魔しているわけではないが、全体としてダイナミックレンジが狭く、金管が余分にうるさい。バストランペットは今いちで、本番までに改善を求む。
 弦楽器は問題無く、特にチェロはソロ、テュッティとも素晴らしかった。
 平日の昼間なのに、結構知り合いを見かけ、演出については古めかしいという声もあった。音楽を邪魔すること無く、余計なことをしないので、オリジナルのイメージに近い感じがして初めて見る人にはとても良いと思う。歌手も歌い易そうに感じられた。

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ピエタリ・インキネン首席指揮者就任披露 日本フィル [コンサート]

 いったい何年前、サントリーホールで日本フィルを聴いたのか、覚えていない。日フィルには知り合いもおらず、岡本侑也さんのドボコンを近郊まで聴きに行っただけ。そんな訳で、インキネンが以前から日フィルを指揮していることも、気付いていなかった。今年の2月、初めてプラハのスメタナホールでインキネン指揮、プラハ交響楽団のブルックナー9番のステリハを聴き、若くて人気があり、流れる音楽とメリハリのある重厚感がホールの響きとあいまって、心地よかった。日フィルの首席指揮者になると知り、今回聞いてみることにした。http://gruen.blog.so-net.ne.jp/2016-02-24-1
 日本で既にヴァルキューレ一幕は演奏したことがあると終演後教えてもらったが、本番時には知らなかったので、ヴァルキューレでなく、ジークフリートを日本へ持ってきてくれたことに、感動した。3幕を東京のコンサートで聴く機会はめったにないだろう。初めて聴くお客さんもいるかもしれない。
 3幕が始まると直ぐ作品そのものに想いが及び、さすらい人の第一声がなかったところで、上手い編曲だとハットした。その後も、カットに入る最初の一節まで惹き付けて、歌を待ち構える気持ちを膨らまさせられて、さっと次へ飛ぶ。オケは緊張しながらも、ブリュンヒルデの目覚めの場面までくると、幾分開放された感じで、まだ余力がありそうなまま、最後まで到達した。座席のせいか、1.Vnの勢いが今一つに聞こえたが、音楽の流れが良く、弦楽器の音色にヨーロッパの雰囲気がただよっており、意外だった。様子を見ながら、遠慮がちに、小綺麗にまとめたと感じだったが、重厚な部分のエネルギーは、大したものだった。
 後半の黄昏は、オケが作品そのものに慣れ親しんでいるのか、見違えるように、とても生き生きした演奏を聴かせてくれた。他の在京オケと違い、弦楽器の音色に明るさがあり、重厚感は、シベリウスの作品で感じる重苦しい苦悩の感じを連想した。インキネンなら、日本で、リングチクルスのお稽古させてあげてもいいなと聴きながら思った。
 一番心がゆさぶられたのは、実際演奏されている瞬間の音楽が生きていることだ。一音一音のイメージが明確で、方向性を持ち、その音が意図するところ、音楽の行き着く先が音の続きではっきり示されているようで、目の前で物語が進行しているようなワクワク感を体験できる。
 時に、リングの抜粋は、譜面を演奏するだけで、どんどん先を急いで、つじつま合わせで終わり、物足りない感じが残る。全て翌日になって知った話だが、既にオーストラリアでリングチクルスを指揮していることを知り、ヴァイオリニストであることも知り、演奏中抱いた印象の根拠を得た気がした。弦楽器の音色については、自身の奏法を伝え、音色を追求したのかもしれないと、勝手に納得した。ヨーロッパ風の、力業でない深い地中へ誘う重厚さと、天上の神様へ音を飛ばすような、羽のような優しい音を巧みに操り、日本にヨーロッパの音もたらしてくれるかもしれないと願い、他の音楽も聴いてみたいと思った。
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トリスタンとイゾルデ-二期会 [オペラ(国内)]

 二期会のトリスタンを9/17に聴いた。去年の今頃、読響はカンブルラン指揮で演奏会型式のトリスタンを演奏した。今回は舞台付き、演出はライプチヒ歌劇場のもの。
 音楽の印象は、去年と今年で全く違った。去年のカンブルランはトリスタンに不慣れなオケをシュトゥットガルトから来る歌手に迷惑がかからぬよう、とにかく引っ張っていかねばという必死さが伝わってきたが、今年は二期会の歌手、請け負いでなく、皆で作り上げた舞台だった。曖昧とも流れる感じとも言えるが、コボスは歌手にも自由さを許しているようで、オケメンバーも去年とはかなり違っていたようだと感じた人も周囲に多く、これは、確かに二期会のトリスタンだった。
 池田香織さんのイゾルデは、とても良く声が出ていて、最後まで素晴らしかった。イゾルデ役が決まった時、これをステップに世界を目指すのかと思ったら、池田さんと親しい方から、全曲歌えたら、後はもうどうなってもよという命懸けの覚悟だと伺い、凄いエネルギーだと思った。夢に向かって池田さんが何年も努力を重ねたことを心から尊敬し、舞台からその幸福感を客席にむかって振り撒いてくれたことにとても感動した。お弟子さんも、ファンも、素敵なご家族も、皆が応援したくなる、愛すべきお人柄も歌の魅力だ。夢をの階段を着実に上り、"できる" ということを体現して下さった喜びが伝わって来る。以前フィギアスケートの浅田真央さんの頑張りから力をもらい、自分も諦めない決意したというように話されたこととがあったが、才能を磨き、たゆまぬ努力をする方たちから幸せを分けて貰うという実感を、初めて味わった。
指揮: ヘスス・ロペス=コボス
演出: ヴィリー・デッカー
トリスタン 福井 敬
マルケ王 小鉄和広
イゾルデ 池田香織
クルヴェナール  友清 崇
メロート 村上公太
ブランゲーネ 山下牧子
牧童 秋山 徹
舵取り 小林由樹
若い水夫の声 菅野 敦
東京文化会館
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MAROワールド Vol.29 by 篠崎“まろ”史紀 [コンサート]

 初めて噂のMAROワールドを聴くことができた。王子ホールの会員にならないと、なかなかチケットが買えない人気コンサートだ。まろさんの企画や、演奏者へのインタヴューが楽しく、銀座でコンサートを聴き、まろさんお勧めのワインを楽しむという、お客様が気軽に楽しめるイヴェント的なコンサートなのだと分かった。
 この日プログラムはモーツァルトのピアノ4重奏2曲だけだったが、途中でK563のディヴェルティメントの一楽章とメヌエットを演奏してくれた。チェロにとっては、K563はモーツァルトでは格別の曲、メインで聴きたかったほどだ。ピアノ4重奏第1番のチェロは地味なのだが、ディベルティメントを弾いた後の岡本さんは、本来の素晴らしい存在感出してくれて、各楽器が独立して活躍する第2番はとても美しかった。
 一つ気になったのは、ピアノ4重奏第1番でもディヴェルティメントでもそうだっがが、始まってしばらくはは皆がハモらず、繰り返したり、再現部に来るとと俄然美しくなる。常設メンバーでなくとも、もう少し早めに皆さんの音が集中してくれるともっと良かった。
 まろワールドでは、終演後に毎回サイン会があるとのこと。お客さんとの距離を縮め、身近な手作り感のあるコンサートが、人気の理由なのだと思う。ピアニストの清水さんは新幹線の時間があり欠席だったが、私も初めて身近に、お三方のサインを頂戴した。

篠崎史紀(ヴァイオリン)
佐々木 亮(ヴィオラ)
岡本侑也(チェロ)
清水和音(ピアノ)
モーツァルト:ピアノ四重奏曲 第1番 ト短調 K478
       :ピアノ四重奏曲 第2番 変ホ長調 K 493
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江副記念財団45周年記念コンサート [コンサート]

 毎年年末に大勢の奨学生がひとり15分程の演奏を披露してくれるが、今回はオケ伴奏の記念コンサートコンサートだった。江副財団の奨学生は皆さん素晴らしいが、オーケストラとの共演はまた格別で、プログラムだけ見れば、其々の発表の場ではあったが、一晩のコンサートとして満喫できた。
 オケが生き生きと若いソリストたちの情熱に寄り添って、よく歌ってくれて、とても楽しい演奏会だった。指揮のアンドレア・バッティストーニは、初めて聴いたが、ヴェローナ生まれのの29~30歳でソリストと年代も近く、ドイツもの、イタオペ、フランスもの、ロシアものとバラバラのプログラムながら、歌心と音楽の乗りが、さすがオペラ指揮者で、この日の雰囲気をつくったのはまさに指揮者の功績だと思った。

指揮:アンドレア・バッティストーニ
管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
ソプラノ:砂川 涼子
メゾソプラノ:鳥木 弥生
テノール:樋口 達哉
バリトン:堀内 康雄⇒谷 友博
ピアノ:田村 響
ピアノ:髙木 竜馬
ピアノ:北村 朋幹
ヴァイオリン:弓 新
チェロ:水野 優也

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今年のバイロイト [ドイツ]

 戻ってきて10日ほど経ち、気付いた点をいくつか…
①警備状況
 チケット購入者には事前にメール、封書で厳しくなるよと連絡があったが、初日パルジファルの警備は特に厳しかった。ともかく警官の数が多い。坂の下の公園に入るところから、2〜3人徒党を組んで巡廻している。
 劇場正面には、上手側シュタイゲンベルガー横の階段と、下手側元タクシー乗り場付近にバリゲートがあり、警官がチケットを確認し持っている人しか入れない。(正面道路は通行止めなので、タクシー乗り場はかなり遠くに移動、階段登り下りがあり老人に不評)
 2日目リングチクルスになって以降はバリゲードも無くなり、見た目は元に戻ったが、警官の数は多いまま。昨年までと違うのは、劇場裏は仮設の柵ができて、休憩時間にグルッと回遊できなくなった。駐車場からの道すがらも警官がたくさんいるので、劇場の上の方まで散歩する人も減ったようだ。ヴァルハラレストランも客が大分減ったのではないか?
②Liebesbier(新しいビアホール)
 街中で観光客向けの大きいヤツはOskerしかなく、Herzogkellerは少し離れていて祝祭の後に行くのはきつかったが、今年からロートマインセンター裏に新規オープンした。
http://www.liebesbier.de/
 バイロイトでは誰でも知っているマイゼルの直営で、工場のすぐ下のロートマイン川の段丘(ブラタモリか?)に沿って造られた。そう言えば去年は工事中だったかもしれない。
 これまでマイゼル工場を見学して、最後にビールを試飲するところで、ビールは飲めないのか?(ビアホールは無いのか?)聞いても、隣のレストラン(Goldener Löwe)へ行けと言われたが、今年からは工場見学コースとエレベーターで直結した。
 ただ、内装は全くドイツ風ビアホールでなく、おしゃれな感じでアメリカ風ハンバーガーなどメニューにある。庭のビアガーデンもきれいに整備されていて、ビールも500種とか!
 広過ぎて、シーズンオフはどうするのか余計な心配をしてしまうが、いずれにせよ、日本人団体客の多いホテル、アルベナやラインゴルトからは近くて便利だ。(特にラインゴルトからはごく近い)
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③Festival Junger Künstler Bayreuth(国際青年芸術祭)でのバンコクオペラ
 毎年祝祭の時期に、若い音楽家を対象としたワークショップが開かれており、その中のイベントとして、今年はタイのバンコクから招かれた。私は日程上本公演を聴くことはできなかったが、練習をちょっと見せて頂いた。10代の若者中心の小編成のオーケストラで、奏者はバイオリンとビオラを持ちかえたり大変だが、達者で生き生きとしていた。
http://www.youngartistsbayreuth.de/
 実はバンコクオペラは知人が所属しており、ヴァルキューレ初演を見にバンコクまで行っている。大変懐かしかった。
http://gruen.blog.so-net.ne.jp/2007-12-01
http://gruen.blog.so-net.ne.jp/2007-12-06
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バイロイト音楽祭2016ーパルジファルⅡ [オペラ(海外)]

 バイロイト最終日、ついに終日傘が手放せず、気温も低い。今年から祝祭劇場周囲のオープンスペースに、白い大きなパラソルが立っており、初めての雨天公演でとても役立った。今年は休憩時間に自由に劇場の二階バルコニーに上がれないこともあって、カフェテリアも含め、外が利用しやすくなっていたように思う。
 前日のトリスタンとこのパルジファルには、メルケル首相夫妻が来臨しており、偶然席が近く入口ドアが隣だったため、休憩時間にかなり近距離でご夫妻を見ることができた。(席は多分9列の20番くらい)私たちのように、近くから見たいというお客さんは結構いるが、人だかりになることはなく、誰に制止されることもなく、一定の距離からお姿を拝むだけだ。
 初日にも思ったことだが、Zeppenfeldの、メガネを掛けた若々しいグルネマンツがとても新鮮だ。今回、フンディング、マルケと合わせ3役も歌い分けているが、これが一番素顔に近いのかなと想像している。Vogtもクンドリ役Pankratovaともに初日の印象通り、落ちついて美しい声だった。3幕の年老いたクンドリの衣装と演技がとてもしっくり合っていて、テレビでも見ているのに、また本人なのか覗きこんでしまった。
 一方あまり起伏のない音楽の方は、残念ながら、自分の好みではなかった。もう10年位前になるが、アムステルダムでHaenchenのリングチクルスを聴いたが、その時も音楽が軽く、拍ごとに浮き上がるリズム感は今も変わっていなかったというのが今年の印象だ。
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Amfortas Ryan McKinny
Titurel Karl-Heinz Lehner
Gurnemanz Georg Zeppenfeld
Parsifal Klaus Florian Vogt
(Andreas Schager 06.8)
Klingsor Gerd Grochowski
Kundry Elena Pankratova
1. Gralsritter Tansel Akzeybek
2. Gralsritter Timo Riihonen
1. Knappe Alexandra Steiner
2. Knappe Mareike Morr
3. Knappe Charles Kim
4. Knappe Stefan Heibach
Klingsors Zaubermädchen Anna Siminska
Klingsors Zaubermädchen Katharina Persicke
Klingsors Zaubermädchen Mareike Morr
Klingsors Zaubermädchen Alexandra Steiner
Klingsors Zaubermädchen Bele Kumberger
Klingsors Zaubermädchen Ingeborg Gillebo
Altsolo Wiebke Lehmkuhl

Musikalische Leitung Hartmut Haenchen
Regie Uwe Eric Laufenberg
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バイロイト音楽祭2016ートリスタンとイゾルデⅠ [オペラ(海外)]

 "人の口に戸は立てられぬ"というが、いくらティーレマンがBR-KlASSiKのインタヴューで、ネルソンズの練習時に何も言ってないと言ったとしても、その場に居た人たちが、いつか本当のことを語るのではないかと勝手に思っている。ティーレマンは、トリスタンで最高の演奏をするしか、自己を正当性を訴えることは出来ないと私は思う。
 この日のトリスタンは、一分の隙もない、圧倒的な支配感があった。トリスタンの音楽に身も心も捧げる心地良さを超え、音楽に支配される自分を感じた。Gouldは最後まで余裕があり、凄かった。Langは思った以上に声が柔らかく、何か一味足りない気がした。昨年のHerlitziusは金切り声が不評だったが、今となってはどうなのだろう。Zeppenfeldは本来はマルケ1役だったわけで、グルネマンツ、フンディングと3役を本当に上手に歌い分けていると思う。すっかりファンになってしまった。
 この日、今年初めて下手側の席だったので、Ⅰ幕後の休憩に、ヴァルハラレストランの方へ、初めて散歩に行った。すると、駐車場方面からピクニックバスケットを持って、戻って来る人は、バスケットを開けさせられ、隅々までチェックされ、普通のお客さんのほんの小さなイヴニングバックでも、開けさせられている。私達も勿論開けてみせた。こう厳しいのは、翌日のパルジファルにメルケル首相が来るからかもしれないと話していたら、何とこの日のトリスタンから来ていたと、後でニュースで知った。

Tristan Stephen Gould
Marke Georg Zeppenfeld
Isolde Petra Lang
Kurwenal Iain Paterson
Melot Raimund Nolte
Brangäne Claudia Mahnke
Ein Hirt Tansel Akzeybek
Ein Steuermann Kay Stiefermann
Junger Seemann Tansel Akzeybek

Musikalische Leitung Christian Thielemann
Regie Katharina Wagner

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バイロイト音楽祭2016ー神々の黄昏Ⅰ [オペラ(海外)]

 リング第一チクルスの中では、黄昏のオケが圧倒的に心に響いた。これは上演が良かったというのとはちょっと違い、指揮者よりコンマスが音楽をリードしているようで、音楽が生き生きとして、勢いがあり、集中力があったように感じたからだ。
 Fosterは年々素晴らしくなる。良い役をものにした。初年度言葉や発音の問題などあったようだが、外国人にとっては、もう気になることはない。Vinkeも二年目で伸び伸びしている。ハーゲン役Pesendolferはハイホー第一声前、緊張が見えたが、歌いだすとすぐ調子が出て、体格もよく、大きな拍手を得ていた。客席から見て、歌手に余裕を感じるのはいいものだ。
 3幕冒頭、ラインの乙女の一人が歌いだすことが出来なかった。これは前代未聞、指揮者の責任なのか、自分の耳を疑ってしまった。作品は長いが、音楽は一瞬ごとの連続。たとえ指揮者に何かあたっても止まることが許されない、オケの底力はやはり、バイロイトならではのものだと思う。

Siegfried Stefan Vinke
Gunther Markus Eiche
Alberich Albert Dohmen
Hagen Stephen Milling のところ この日は
Albert Pesendorfer(31.7)
Brünnhilde Catherine Foster
Gutrune Allison Oakes
Waltraute Marina Prudenskaya
1. Norn Wiebke Lehmkuhl
2. Norn Stephanie Houtzeel
3. Norn Christiane Kohl
Woglinde Alexandra Steiner
Wellgunde Stephanie Houtzeel
Floßhilde Wiebke Lehmkuhl

Musikalische Leitung Marek Janowski
Regie Frank Castorf

右の建物は市立美術館(旧市庁舎)
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1階はオスカー(ビアホール)と共用
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シュタイングレーバー・ピアノ工房、プッチーニ展をやっている(戦後すぐ祝祭劇場でマダムバタフライが上演されたことがあるらしい)
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バイロイトLandesgartennschauとエルミタージュ [美術・博物館]

 オランダ人の公演日だがチケットを買っていないので、町周辺を散歩することにした。Sankt Georgen地区に宿があり、朝9時過ぎ出発してエルミタージュ目指して歩く。晴れているが、気温は低く快適だ。
 エルミタージュ通りを曲がって田園風景を行くと、右側緑地が柵に覆われている。キャンプ場かと思ったが、そこがLandesgartennschauの会場で、せっかくだから入ってみるが、10時になるのに人が殆どいない。ブラバンのステージも観客より団員の方が多いくらいだ。
http://www.landesgartenschau2016.de/home.html
 チケットがひとり16ユーロとかなり高く、そのせいで客が入っていないのかと思ったが、我々が入場したのが言わば裏門で、正面入口付近はカフェや売店もあり、かなりの人出だった。
 会場はローターマイン川の洪水調節用の遊水地らしく、小規模な堰もある。起伏のあるかなり広大な土地で、ところどころお花畑があり、造園会社が掲示されているが、ほとんど自然のままだ。遊園地的な遊戯施設は一切無いが、天気の良い日にぶらつくのは気持ちが良い。もちろん要所々々でマイゼルも飲める。
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 2時間ほどで中を1周し、最初に入ったゲート付近まで戻った。近くの養蜂の展示を冷かしてから外に出る。なお、腕にスタンプを押して貰えば再入場可だ。
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素朴な手造り遊具はあって、かなりの人気
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 会場を出ると少しずつ上り坂で、アウトバーンの下をくぐり15分ほどでエルミタージュに到着。日差しは大変強いが気温は快適だ。
 まず名物の噴水を見てから、旧宮殿(Altes Schloss)にガイドツアー付で入場(ドイツ語)。参加者は15名くらいで、フランス人親子4人連れがいて、親は質問したりしてドイツ語ペラペラだが、子供(小学生くらい?)もかなり理解しているようだ。さすがだ。
噴水全景
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定時に水が出る
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旧宮殿外観
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祝祭劇場が見えるよう木が切ってある
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旧宮殿内部ガイド
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噴水の部屋
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見学開始
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内部の部屋①
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内部の部屋②
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台所
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仮装
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 夜に花火大会があるとのことで、準備の人がだんだん多くなる。入場は有料だそうでで、ゲートを組み立て始めたので退散することにした。帰りはバス使用で、街中まで10分程度とかなり便利。(B)
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バイロイト音楽祭2016ージークフリートⅠ [オペラ(海外)]

 この演出も何度も見ているうちに、慣れてしまったが、性悪なジークフリートが容赦なく描かれている。でも音楽は、1、2幕の森の描写も、ノートゥングを鍛える場面も、3幕のブリュンヒルデの目覚めも、聞けば聞くほどよく出来ているなあと改めて感心する。ヴァーグナーがジークフリートだけ、独立して、公演することを想定していたのも腑に落ちる。
 2幕のイングリッシュホルンは、GPの時の方が舞台とのコンビネーションは絶妙だったが、次のジークフリートの角笛を軽視するような演出は、音楽ファンとしては、未だに愉快でない。
 歌手は皆良かった。2幕初めの方で、到着したミーメ一行に、アルベリヒが鉢合わせして慌てて戻っていったのが、演出だったのか、Dohmen が退出口を勘違いしたのか、ちょっと気になった。Lundgrenの甘い声は、場面に色彩感を与えるようで、私はいいと思った。Vinke も最後までFoster にひけをとらず、去年と比べ、何かふっ切れたかのように、性悪を体現していたように見えた。
 幕切れのワニの一家は、GPでは5匹に増えたのを確認できたが、今日の席は上手寄りで、よく見えなかった。
Siegfried Stefan Vinke
Mime Andreas Conrad
Der Wanderer John Lundgren
Alberich Albert Dohmen
Fafner Karl-Heinz Lehner
Erda Nadine Weissmann
Brünnhilde Catherine Foster
Waldvogel Ana Durlovski

Musikalische Leitung Marek Janowski
Regie Frank Castorf

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殆どの人が動画で撮っている
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手荷物預け用コンテナの案内
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