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プーシキン美術館展 [美術・博物館]

 友達に誘われて、上野のパンダ入口の行列を横目に、隣の東京都美術館のプーシキン美術館展へ行った。ロシアが所蔵する印象派やフランスの風景画というのは意外な感じがし、ロシアは日本へ貸し出せるほどフランス絵画持っていることをPRしているなかとふと思ってしまう。
 分かりやすく展示された、綺麗なフランス風景画の歴史の初期には、神話と実際の自然の風景をミックスして、意味を持たせていたらしい。モネの「草上の昼食」はオルセーにある大きな断片とは別に下絵から完成させたものとのこと。左から4番目の男性が全く別人になっている。セザンヌも展示されている二点だけなら、慎ましく美しいと感じる。マティスの風景画は見た記憶が無く、珍しいと思う。ジヴェルニーは行ったばかりだし、本当に写真と現実が同じ印象だ。全体的に控えめな展示がほっとする。
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写真撮影用パネル
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2018 .5.旅の雑感 [ドイツ]

 今回の20日間の音楽の旅では、加齢による聴覚の低下なのか、大音量の音楽に出会わなかったことが印象的だったが、これは、聴衆の嗜好ばかりでなく、音楽へのアプローチの変化が公認されたというか、原典重視、楽譜の修正と改定の促進、楽譜通りの音の再現こそが、作曲家の意図であることが、広く受け入れられてきたからではないかと思う。この流れが始まって、10年以上たつが、昔の巨匠の自由な表現と違い、整然とした音楽の中に、指揮者の個性があり、指揮者が作曲家に自らを捧げる姿に感動を覚える。
 想定内の旅の不都合については、やはりインターネット接続だろう。勿論以前よりは遥かに進化しているが、昔はメールチェック程度だったものが、今は自国に居る時と同じような接続が欲しくなっている状態。なぜなら、DBが遅れたり、市営交通が止まったり、現地情報収集に、現地のアプリが有用だからだ。電車の接続が遅れたとき、焦らず次を見つけられる各都市の交通アプリは有難い。ミュンヘンでさすがと思ったのは、Sバーン工事の3日間の初日に到着日が当たってしまい、代替えとしては、地下鉄、バス、市電とあるので、やむを得ないと思ったが、その時、市営交通アプリは使えないと画面表示が出るが、Googleの検索では、見事にSバーン抜きの接続が出て来たことだ。店探しなど以前なら宿のフロントに尋ねたことも、ネット情報の方が確かなことがある。今回も親切なメガネ店探しでネットにお世話になった。宿でのネット接続が悪い場合、ショッピングモールのネットを利用した。安全性のレヴェルは分からないが、スーパーREWEのネットは素晴らしい。大きい店ならカフェが有るし、乗継に遅れたダルムシュタットでは、駅の通路にあるREWEの前に沢山のベンチが並んでおり、思わず顔がほころんだ。
 iPhoneは、一年前からドイツテレコムのデータ通信用のSIMカードに入れ替えているが、田舎では、意外と接続しなかった。一方、ICEのネットはいつの間にかより使いやすくなっていて良かったが、乗っている列車が何分遅れか、詳細は自分でチェックせよと言わんばかりだ。勿論一応車内掲示は出る。とはいえ、乗るまでは、五感を働かせることが基本で、遅延やホーム変更の第一報は、耳から来る。そして夜のRE、S-Bahn、地下鉄はどうだっただろうか、社内放送が無くなるので、夜の景色に見慣れておくことは、今なお大事なことだ。
 便利になったミュンヘンの日曜日、中央駅の地下など、お店がほとんど開いていて驚いた。以前はパン屋さんは皆休んでいたが、もう以前のような心細さは無くなった。
 一つ失敗談、DHLの郵便小包を本番翌日、フランクフルト中央駅内のポストからミュンヘンの友人宅に発送した。乗り換えの合間でちょっと焦っていたこともあったのだが、どうも送り先の郵便番号を書き間違えたらしく、アウグスブルグへ行ってしまい、私が帰国した日に友人宅に届いた。日本の宅配便と違うところは、送り状の一枚目は無く、控えが無いということだ。追跡番号で検索できるが、届いてみるまで、自分の過ちがわからない。電話での問い合わせも基本的には無い。日本人的には、郵便番号だけの間違えで、相手の電話番号も書いてあり、追跡段階で自分のメアドも入れたので、もっと早く反応してくれそうだものだと、期待してしまった。郵便局はいつも使っているが、今回始めて、事故が起こった。次回からは、発送前に写真を撮ろう。

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新国立劇場ーフィデリオ② [オペラ(国内)]

 カタリーナ・ワーグナー演出、楽日のフィデリオを見ることが出来た。飯守先生芸術監督最後の作品となる。家人はすでに見ていたが、幸い話も聞かず新国立劇場のHPも覗かず、全く中身を知らずに、舞台を見ることができた。
 まず初めに、1幕の古典的で、少しだけロマンチックなべトーヴェンの音が、何とも美しく感じられ、純粋、明快な構造の音に、心が洗われる感じがした。やはり、ヴェートーベンは、偉大な作曲家だ。
 カテリーナの舞台では、1幕は大概ノーマルで美しく、2幕以降、登場人物のキャラクターが顕在化してくる。そして、最後は、まさかの善と悪が逆転。その発想と最終プロセスが、彼女の見せ場だと思う。
 2幕に入ると、音楽は力強さを増し、終盤、苦しみを突き抜けるエネルギーが蓄積されてくる。最後昇天してしまった二人が、力強く愛を讃えるのは、音楽が正直なだけに、筋書きとのミスマッチが微妙だ。
 筋書きを逆転させるのは、もっと複雑な音楽の方が合っている気がする。
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ペトレンコ・マーラー交響曲第7番 バイエルン国立歌劇場管弦楽団 [コンサート]

 ドイツ最終日、期待に違わず、美しく繊細な音楽を聞かせてくれた。今回の旅で実感したことは、世の中の音の嗜好が変わったのではないかということ。20世紀は、大音量で迫り来る迫力がもてはやされたが、今は、天上からあまねく降り注ぐ雄大な大自然の音の全てではなく、その中で、自分が聞きたい音を選び取りに、狩りに行くような気持ちが優位に立つのではないかと思う。ショルティ、アバドなどのマーラーは、私の周囲で崇拝者がいた。マーラーが書いた複雑な声部全てを鳴らし尽くすと、実際には騒音になりかねない気もするが、マーラ自身が体感した、雑踏や生活音は、マーラーの世界観を表わす音と皆信じ、その再現にオケも指揮者も全力で挑んだのが20世紀ではないだろうかと、何となく今感じている。
 ペトレンコは、これまでの音楽体験、記憶の中では、まとまったハーモニーの塊にしか聞こえていなかった音を切り分け、聴衆に新しい世界に目を開かせる。これは、どんな作品においてもあてはまる。ベルリンフィルとの組み合わせでも、新しい音の世界を、次々披露してくれると思う。なぜか、人がAIと戦うイメージが頭に浮かぶ。
 遠くで微かに聞こえるカウベル、窓辺で囁くギターとマンドリン、独特のリズム感があるメロディー、どれも自然界のどこからか聞こえてくるようで、新しい体験だった。
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Spargel [ドイツ]

 旅の終わりは、ミュンヘンの友達の家へお世話になった。一晩だけ家主の友人が戻ってきて、一緒に近くのLokalのビアガルテンで食事をした。ドイツに来て、この二週間の失敗談、日本のアマオケと違うところ、指揮者のこと、パリの変化、ドイツとフランスのコンサートの違いなど、拙いドイツ語の話を隅々まで聞いてくれて、彼女が若い頃、2か月パリに行った時の苦労話など、聞かせてくれた。皆同じような経験をしているものだ。
 やっと Spargelも食べることができた。自分の家と思って居ていいからというのは、本当に暖かい言葉だ。ありがたい。
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バイエルン国立歌劇場ー死の家から ヤナーチェック [オペラ(海外)]

 カストルフ演出、シモーネ・ヤング指揮、ヤナーチェックの「死の家から」を見た。勿論この作品自体初めてだ。5/21にプレミエだったばかり。ドストエフスキー原作であり、シベリア収容所の暗い話だが、音楽は美しい。ヴェルディもそうだが、残酷な場面ほど、音楽が美しく、苦しさが緩和される気がする。ヤングの音楽は、いつも感じることだが、優しく、柔らかく弾み、丸みを帯びている印象だ。コンサートより、オペラの方に向いていると思うのは、細かな指示より、流れる雰囲気づくりが良いと感じるからだ。
 カストロフは、Stuttgart のファウストに続き、また出会ってしまった。この複雑な人間達の劇を本当に上手く作っているとは思う。定番の、回り舞台の建物と奥を撮すカメラとスクリーン。個人的には、リングには相応しくなかった気がするが、このような、汚い場面づくりには、俄然燃える人なのだろう。登場人物たちの、人間の根底にある、不本意さのリアルな表現に長けている。とはいえ、この1時間半ほどのオペラに、ここまで没入したい人は、よほどのマニアだろう。見て、耐えて、さっさと帰ったお客様もいた。こういうものに、慣れるのはどうかと思うが、拒否反応はもはや起こらない。
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パリを脱出~ミュンヘンへ帰る [フランス]

 どうしても、毎回、脱出という思いが沸いてくる、パリの旅立ち。朝6時に宿を出た。東駅に着くと、同じDBで帰るドイツ人が結構待っていた。Stuttgart までのICEは空いていて。順調に次のICEに乗り換えられて、ほっとした。来るときは気づかなかったが、国境のストラスブールで、ホームに停車してから、10分以上ドアが開かず、警察が全車両見回ったらしかった。またパリでテロもあったし、移民難民チェックだろうか、厳しいものを感じる。
 今回、パリで気づいたのは、地下鉄で話されいる言葉は、フランス語でないことが多い。私の宿が外人が多い場所のせいもあるが、アラブっぽい言葉に聞こえる。フランス語を話すアフリカ人は、目立たなかった。  宿の最寄りの地下鉄駅を出ると、何人もの、アラブ系の人達が、タクシー勧誘の電話番号を渡している。また、出口から無理に入る人、改札機を乗り越える人は、相変わらず多いが、窓口の人は、無視していた。
 一度、地下鉄の中の揺れで、ドスンと倒れた白人男性がいた。話に夢中だったようだが、普通の紳士だった。それを見たせいもあり、私も一度混んだ車内で、捕まる棒を失い倒れそうになり、思わず手を伸ばしたら、座っていた、インド系の女性が、手を握ってくれた。お礼を言うとにっこりされ、本当に助かった。
 DBは30分遅れ、12:30ミュンヘン中央駅に着いた。この空気はドイツだ!と、今回も無事に帰れたことを、ありがたく思った。
整備された、東駅前
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駅舎内
開店前のスタバ
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コーヒー買って発車
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リッカルド・ムーティ ルイージ・ケルビーニ・ジョヴァニーレ管弦楽団 [コンサート]

 昨日と同じ会場のPhilharmonie de Parisだが、金曜日夜とあって、周囲は昨日と一変し、活気があり、夜のマルクトも開催されていた。以前は、金網の囲いはなかったのかもしれないと思いつつ、広いスペースを歩いてみた。場所はパリのコンセルバトワールの隣接地。駅は地下鉄5番のPorte de Pantin。
 ムーティと手兵のユースオケによるイタオペの前奏曲、間奏曲集で、歌ものは無い。カヴァレリアルスティカーナの間奏曲以外は、私には馴染みのある曲では無かったが、きっと有名なのだろう。曲数が多い割に早く終わったが、さすがにムーティ、手馴れたもので、今日は値段高めの正面の席だったこともあり、間近でイタリア音楽を十分に楽しめた。昨日座った舞台裏の屋根の上にはパイプオルガンのパイプらしきものが立っていた。
 イタリア音楽は、4月に日本のアマオケで実質初めて演奏したが、音が梯子を駆け上がるような軽やかさと、淀みない歌心、躊躇なくやって来る柔らかで強烈なff、これは、熟練が必要だとつくづく感じた。我々には、真似できそうもない。
 帰り、パリ在住の日本人おばさまに話し掛けられた。ワーグナーがあるとパリに来ると言うと、ヴェルディが好きでワーグナーは嫌いとのこと。世界中、お気に入り歌手の追っかけをされているそうで、色々写真を見せてくれた。ミヒャエル・フォレだけは、共通した歌手で、また会いたいわねと言い残し、慌ただしく地下鉄を降りて行かれた。
Alfredo Catalani:Contemplazione
Pietro Mascagni:Cavalleria rusticana / Intermezzo
Ruggero Leoncavallo:Pagliacci
Giacomo Puccini:Manon Lescaut / Intermezzo
Giuseppe Martucci:Nocturne op. 70 n°1
Umberto Giordano:Fedora / Intermezzo
休憩
Giuseppe Verdi:Les Vêpres siciliennes, acte III, Les Saisons
           Les Vêpres siciliennes / Ouverture
パイプ
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舞台下ベニヤ板
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廊下
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コンセルバトワール
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ホール前にヤギさん
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パリ管弦楽団-デビッド・ジンマン Philhamonie de Paris [コンサート]

 Philharmonie de Paris に初めて行った。聞きしに勝る素晴らしい 巨大な建物だ。入り口が3階、9階に大きなルーフバルコニーがある。エレベーターがあるが、下りは外回廊スロープを降りてきた。日本では、柵も金網もないこんな危険なスロープはありえない。雄大な建築物だ。
 席は、オケ裏側の安い席だったが、視覚的には、裏側というマイナスイメージが無い。ホールは良く響き、また、ここでも、小さな音に耳を傾ける体験を繰り返した。まさか、自分の耳の老化ではないだろう。前半2曲も、繊細な演奏だった。現代曲が、騒音に聞こえた時代は終わり、21世紀は、静寂、繊細なものが渇望される時代かも知れない。シフは見た目は老けたが、ピアノは繊細で、後ろ側でも、ホール中に響いて、はっきり聞こえた。
 ドイツと比較して、パリの人は音楽を聴いていない気がする。と言うより、音楽のある空間に身を置いた自分を楽しんでいるとでも言おうか。自分が中心だ。無防備に咳をする人、身体を動かしている人がとても多い。また、隣の人と愛を語らう人も多い。もちろん高いチケットを買っている人は真剣に、身を乗り出して聞き、微動だにしない人もいる。また生徒集団も鑑賞にきており、階段を駆け上がったりして、先生に怒鳴られいたりしていたものの、一応演奏中は静かにしていた。でもアンコールまではもたず、べちゃべちゃしゃべる声が、ホール中に響いていた。外国のオーケストラが、日本に来て、行儀の良さに感動するのはわかる。コンサートもオペラもエンターテインメントなので、その場で自分が幸せであることが一番大切なのだろう。ドイツに帰りたい。

指揮:David Zinman
ピアノ:András Schiff
パリ管弦楽団
アルテュール・オネゲル 交響曲第2番
シャルル・ケクラン ジャングル・ブック
ベートーベン ピアノ協奏曲第4番
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ルーフバルコニー
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パルジファル オペラ バスチーユ2018 [オペラ(海外)]

 新演出のParsifalへ行った。バスチーユのParsifalは2009年に、前の演出で聞いている。フィリップ・ジョルダンでは、ジークフリートのときの印象が残っているが、今回は、もっと静かな演奏で、一回席後方では、耳をそばだてないと聞こえないほどだ。従って、歌手の声も良く通り、劇場が大きすぎてさすがにシャーガーのど迫力は伝わってこないが、まとまった、落ち着いた舞台だと思った。
 場面は、ほぼ現代の新興宗教団体の寄宿舎のような感じで、アムフォルタスの部屋、ティトゥレルの部屋 など、およそ4場面が、横に移動する。クリングゾールは、植物工場のような電気の下で、植木鉢の花を丹誠込めて育てている。連想通りの場面展開となる。
 2幕花の乙女はまあ、仕方ないとして、自分の経験からは、舞台も穏やかな方だろうと思う。1幕の聖堂の場面も合唱も、殆ど激しさは無く、Timpが入って、ほんの一瞬、力強さを醸し出した。1幕後、地元の年配の女性に話しかけられたが、ジョルダンが、ウィーンへ行ってしまうのは、とても残念だとこぼしていた。
 Stuttgart で感じたことだが、時代は、襲ってくる大音量ではなく、自分から探しに行く、綺麗な音に、気持ちが向いているような気がする。ハンメルブンルクのオケはドイツだったが、やはり、そう思った。
 しかし、一階席では、前奏曲の間中、7〜8秒に1回位、どこかで咳をしていた。これは連鎖反応で、今のうちに、咳払いしておこうかというのが、有り有りと感じられる。
 歌手は、本当に、全員自然派の歌唱とでも言おうか、上階でどう聞こえるかわからないが、オーディオならば、もう少しヴォリュームを上げて聞きたかったというのが、本音だ。

Conductor:Philippe Jordan
Amfortas:Peter Mattei
Titurel:Reinhard Hagen
Gurnemanz:Günther Groissböck
Klingsor:Evgeny Nikitin
Kundry:Anja Kampe
Parsifa:lAndreas Schager
Zwei Gralsritter:Gianluca Zampieri、Luke Stoker
Vier Knappen:Alisa Jordheim、Megan Marino、Michael Smallwood、Franz Gürtelschmied
Klingsors Zaubermädchen:Anna Siminska
Katharina Melnikova
Samantha Gossard
Tamara Banjesevic
Marie‑Luise Dressen
Anna Palimina Eine Altstimme aus der HöheDaniela Entcheva
残念ながら、プレミエ時のシャーガーの映像はもう出て来なかった
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入り口手荷物、身体検査のゲート
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パリ到着 翌日 ジヴェルニー [フランス]

 パリは、2013年ジークフリート以来。その前は、2009、2008年。DBで東駅に着くと、駅は綺麗にこざっぱりとしていて驚いた。以前のような、埃に煙った怪しげな光と空気はもう無い。DBで隣だった若いドイツ人女性は、初めてのパリでオーペア(家事子育て手伝い)2カ月滞在するとのこと。不安と期待で一杯だ。念の為、尋ねたら、駅までお迎えが有ると聞き、他人事ながら安心した。
 今回の宿は地下鉄4番の北方面だが、3〜6月4番の北駅ホームは工事中で、停車しない。夜バスチーユに行く為、5番地下鉄を利用したが、以前より、明るく車両も新しくなり、地下鉄の不安感は、緩和されたと思う。シャトレ駅の長い乗り換え通路では、以前よく検察に会ったが、照明も明るくなり、歩く歩道が出来ていた。この5年で、安全さが増したように思う。
翌日は、モネの家ジヴェルニー(GIVERNY)に行った。一度いってみたいと思っていたが、今回季節もよく、安全第一で、初めてツアーに参加した。ギャラリーラファイエット前に朝集合、午前中のツアーだ。美しい花々、モネの絵と同じ柳だった。家の中の絵画はレプリカだが、たくさんの浮世絵は、全て本物、グルメだけあり、キッチンも見事だった。
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ヘッセン州立劇場--アラベラ [オペラ(海外)]

 ヴィースバーデンは何度か来ているが、オペラは初めてだ。火曜日は温泉が女性の日ということで、温泉とオペラをはしごしようと思って来たが、フランクフルト駅のポストで重い荷物の一部をミュンヘンの友達の家に送ったり、現地アパート入室時、電話しても管理人がすぐには到着せず、色々時間がかかって、温泉は無理だった。
 劇場のホワイエが、昔の館をそのまま利用していて、お城のレセプションのように豪華絢爛だ。
 舞台は、筋書き通りで、音量は押さえて綺麗さが、引き立っていた。
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Conductor:Patrick Lange
Adelaide:Romina Boscolo
Arabella: Maria Bengtsson 
Zdenka:Katharina Konradi
Mandryka:Ryan McKinny
Matteo:Thomas Blondelle
Count Elemer:Aaron Cawley
Count Dominik:Benjamin Russell
Count Lamoral:Alexander Knight
The Fiakermilli:Gloria Rehm
Fortune-teller:Maria Rebekka Stöhr
Welko:Martin Plass
Djura:Thomas Braun
Jankel:Wolfgang Meinert
Hotel Porter:Jochen Elbert
Three Card Players:Oliver Steinmetz, Leonid Firstov, Aldomir Mollov

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ヴィースバーデンへ [ドイツ]

 昨日コンサート終了後、殆どの人は会場のあるヴュルツブルクから、自宅へ帰ったり、そのまま旅行で出掛けたりした。ハンメルブルクにバスで戻ったのは、日本人参加者9名中4名とドイツ人数名、合わせて10人くらいだった。
 朝食をゆっくり摂って、11時の電車でフランクフルト経由でヴィースバーデンへ向かう。フランクフルト中央駅で、荷物を減らすためプログラムやお土産のお菓子など、ミュンヘンの友人宅に送ってから、Sバーンでビュルツブルクへ向かった。
 帰りは、アカデミーの車で、駅まで送ってもらった。
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BDLO 2018コンサート終了 [コンサート]

 金曜日夜から始まったオケの練習は,思った以上にとても丁寧だった。大きな音を出すのではなく、音を聞き、ハートで感じるよう、繰り返し指揮者から言われた。自制心を失いそうな大音量の場面では、keinen Krieg!、kein Fleisch! などの指示があり、日本には無い表現が聞けた。4楽章のブラ1のようなメロディを、freundlich! なるほど、簡単な言葉で、音楽の雰囲気を表現できる。また、ピュアに美しいところは、ハートマークを書くよう言われ、その気持ちを共有したいという。音楽を糧に生命を維持しているような、音づくりに身も心も捧げているようなマエストロだった。
 パート練習も、ゆっくり何度も、全員がパートの音に耳を集中できるまで繰り返し練習する。指揮者は全体的に、ゆっくりめの、演奏可能な、どの音にも心をそそぎこめるような音楽を導く。それで、勢いで、やっつけ仕事になりがちな、4楽章のフーガ以降は、カットされることになった。長すぎること、金管がきついという理由のようだ。チェロは、本来、5ページ半、休み無しに弾き続けるところが、一番の弾きどころの4ページがカット、高弦も、ホッとしたような、残念なような気分で、昨日はちょっとショックを受けたが、ワークショップとしては、いい加減な演奏はしたくないということなら、致し方ないだろう。
 ワークショップ初日、ハンス・ロット協会会長が、近くに住んでいるそうで、ご挨拶に来て、ハンス・ロットのことを熱く語り、演奏会を楽しみにしていると言って、帰って行った。本番を聴いてどう思われただろう。
 ビュルツブルクでのコンサートのお客様は、今年は少ないようで、5〜60人位に感じられた。一応、10オイロの入場料は取っているようだ。
 ドイツのアマオケは、たくさんあるが、日本のように大曲はあまりやらないそうで、このBDLOのイベントは、大人気とのことだ。各パートに一人、プロが入るのに、トロンボーンはちょっと。ホルンはとてもうまく、ペットは段々と調子を上げた。ただ、入りを間違えたり、指揮のテンポをつかめないのは、準備不足ではないかと思う。弦楽器はどのパートも難しかったようだ。
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3日目練習終了 [ドイツ]

 3日目になると、さすがに疲れてきて、昼休みは部屋で、休んでいた。午後の休憩とコーヒータイムがくっつき、夕方からの練習となった。昨晩から、4楽章の一部がカットになるという噂が流れていて気になっていたが、朝食前に、ホールで指慣らししていると、チェロの女性が、多分カットが出ると教えてくれた。昨晩決定したという。夕方からの練習の始めに、指揮者から、カットの部分が発表になった。
 何と4楽章の265~473小節、低弦から出るフーガ以降、いかにも気が狂った、テーマが終わらない4楽章の中心部分がカットになった。金管に負担だから、ということだが、ショックだ。
 ロットのこの曲、1・2楽章は簡単だが、3・4楽章は後ろになればなるほど巨大化、複雑化してきて、特にフーガの部分は私には技術的に難しく、GWを潰して暗譜するくらいまで練習したのに個人的にも残念だし、第一この部分をカットして、ハンスロットを演奏したとは、恥ずかしくて言えない。
 指揮者は初めから金管には不安らしく、練習ではかなり時間を割いていて、逆に弦楽器に対しての要求は少なかった。金管は音は出ているが、テンポ感が悪く、正しく入れない人がいるとか、練習不足は感じられるが、カットするなんて、想像していなかった。
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2日目練習終了 [ドイツ]

 午前はパート練習で、ドレスデンから来た若いプロ奏者の指導で、とても丁寧に回りを聞く練習をした。自分の音が聞こえるのは、音が大きすぎる場合がある。周囲の音と溶け合うようにとのこと。同じところを、何度もゆっくり練習した。そもそも日本のアマオケでパート練習自体珍しいし、これだけ丁寧にゆっくりから練習をやらないと思う。大変参考になる。
 チェロメンバーはトレーナーを入れて9人、募集要項では同じく16人、弦20型になっていたので驚いていたが、さすがそこまで集まらず、常識的な人数となった。Prof.やDr.の称号を持つ人が多く、高学歴集団だ。
 昼食後、午後の休憩が長いので、日本人の他の参加者と裏山へ登った。城跡を利用したホテルとレストランがあり、眺めが良い。
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初日練習終了 [ドイツ]

 結局楽器を手にしたのは、夕食後の初練習の前、チェロを2台持っているおじさまが、貸してくれた。抑えが柔らかく、サイズも丁度良い。音程のツボにハマるようになるだろうか。
 初日は22時頃練習は終了した。丁寧な練習で、全曲は通さなかった。
 アカデミーは、とても綺麗で、食事も良く、宿泊は3人又は2人部屋でシャワー、トイレ付き、練習後は、石造りのケラーでワインやアルコールを買って、宴会する。
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Hammelburgへ [ドイツ]

 今回ドイツに来た本来の目的は、BDLO(Der Bundesverband Deutscher Liebhaberorchester :ドイツアマチュアオーケストラ連盟)主催のアマチュアオーケストラワークショップに参加するためだ。身体を慣らすためという名目で一週間前にドイツ入りし、楽器無しでぶらぶらしていたが、いつもの旅と違うのは、譜面台と、弓を持参していること。楽器は現地で貸してもらえるのだが、日が近づくにつれ、全く初めて聞いたハンス・ロットの凄いスコアを、初めての楽器で弾く怖さが襲ってきて、無謀な冒険だった…と後悔しながら、ハンメルブルクに向かった。
 少しでも早く、楽器に触りたいという気持ちから、早めに着いてハンメルブルクの駅からのんびり歩くつもりだったのだが、いつもは持たない、譜面台と弓が加わって、荷物が重く、ついにStuttgart で、歩きを断念し、合宿会場のムジークアカデミーで紹介してくれた、白タクに電話して、迎えを頼んだ。7ユーロだった。ここは、バイエルン州のかなり田舎で、タクシーすら無い。
 Stuttgartを朝9時に出発、順調に行けば14時前にハンメルブルク駅に着くはずだが、予想どおりICが遅延、1回目の乗り換え駅ダルムシュタットで既に当初予定の便には乗れないこと決定。想定内のことで、白タクは1時間後の15時前最初からで予約してあった。DBはサービスのつもりか、予約した列車の遅延情報をメールで送ってきてくれたりするが、それより毎度の遅れ自体何とかして欲しいところだ。
 ゲミュンデンという田舎の駅でもう1度乗り換え、ハンメルブルク駅に到着、途中で行き会った日本人参加者と会場へ向かった。自然に囲まれた良いところだ。
ダルムシュタット駅
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会場に到着
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シュトゥットガルト歌劇場-WUNDERZAICHEN [オペラ(海外)]

 なぜ、Wunderzeichen ではなく、ZAICHEN なのかよく分からないが、もじりと思うことにした。これは、音を楽しむオペラであり、アフタートークに、作曲家、指揮者、演出家、歌手、プレトークにも出た女性を含め総勢5人登場。指揮のカンブルラン氏の話によると、騒音と音楽の境い目を体感できるということ。たとえば、人が何かにドキッとしたとき、体や頭はその音を感じている。そういう、血液が流れる音や、呼吸、脈の音などを、表現しているらしい。楽器の使い方も面白く、例えば、ホルンのマウスピースに息だけを吹く音、叩く音、ピアノの弦を弾く音、打楽器に聞こえる低弦の音などは見てわかる。アフタートークで出る質問は、何でこんな音楽?的なネガティブなものが主だが、作曲家は、口下手らしく、上手く答えられない。その点、はっきり説明できるのは、カンブルラン氏だ。冒頭の弦楽器の弓は、何?という質問には、明確に答え、弓を動か速度が、呼吸の変化であり、搭乗口を突き進む時は、武器にもなると。
 公演に人は余り入っておらず、ちょっと見、1/4位だろうか。場面はテルアビブ空港だが、そこから脱出できない人間が、体から発する、救いをもとめても届かない信号のようなものを感じる。
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シュトゥットガルト中央駅変貌 [ドイツ]

 シュトゥットガルトへは9年ぶりに来た。ニュースなどで中央駅の地下化が反対運動で遅れていることは知っていたが、工事はまさに最盛期だった。
 昔のベルリンでもそうだったが、ドイツ人は工事現場を見たがるので、ちゃんと見学できるよう、通路に窓が設置してある。
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シュトゥットガルト歌劇場-Faust [オペラ(海外)]

 ミュンヘンからシュトゥットガルトに来た。大分久しぶりだ。9年ぶりか。
 フランツ・カストロフの演出で、ネットで舞台写真を見ると、バイロイトのGötterdämmerungの舞台装置に似ており、怖いもの見たさ?で、行ってみた。バイロイト以上に、精密に構築された建造物は、実物大で本物そっくりだが、架空のものだ。作品に対する確固とした思い入れが無い限り、カストロフの舞台は、豪華で美しい。汚い裏町の風景は、絶品だ。
 Sortirは地獄への出入り口、上には教会、バイロイトのワーグナー演出より、遥かに分かりやすく、違和感がない。私も色々見すぎて、感覚が麻痺しているかもしれないが、歌手も良くて、見応えある舞台だったので、まずはほっとした。
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5月ミュンヘンでの宿泊 [ドイツ]

 5月中旬と季節が良く、聖霊降誕祭の休暇とも重なり、ミュンヘンの手頃な価格のホテルは大変混んでいて、2月の時点で安宿の予約を取るのにかなり苦労した。中央駅周辺のホテルに4連泊することができず、最終的に2+1+1泊と転々とすることになってしまった。
 最初のホテルは駅のすぐそば、1階がパブの典型的ガストホフ、次は駅南側の綺麗な自称ホテルペンションで、1泊68オイロもしたが、それでも宿の人から今日なら100ユーロ、あなたはラッキーだと言われた。好意的に奥の部屋にしてくれたのに、wifiが届かず、舌打ち状態だった。
 翌朝、wifiを求めてレセプション近くへ行くと、コーヒーサービスがあった。廊下の椅子でネット接続していると、レセプションにいたおばさまが近づいてきて、この人たちに通訳して欲しいと言う。おばさまは、英語がダメらしい。通訳を頼まれたグループは、聞けばシンガポールからで、見かけがアジア人なので、私が呼ばれたようだった。後で、おばさまが誰かに電話で、昨日からのこの、シンガポール大人男女3〜4名の“カタストロフィー“の顛末を訴えていた。朝の内容は、ごく普通の話、彼らが午後2時に出発したいと主張しているので、10時に部屋をチェックアウトし、荷物をフロントまで持ってくれば預かると言って欲しいというだけのことだった。微笑ましい、ペンション風景だ。
 最後の晩はいよいよ初めてドミトリーに泊まった。整然としており、朝食付き30オイロと格安だが、6人部屋でバストイレは廊下共同、皆熟睡していて静かだが、時々夜中に廊下で騒ぐ声が聞こえ、さすがに寝付けなかった。
 翌朝、早々に出発し、ミュンヘン中央駅のDB待合スペースに行くとピアノが置いてあり、おじさんが小さな楽譜をめくりながら、パフォーマーなのか、解説しながら、何曲か弾いて、荷物を引いて、出発していった。
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ゲルギエフ・ミュンヘンフィルーさまよえるオランダ人 [オペラ(海外)]

 ダーラントとオランダ人役が変更になった。ガスタイクで聞くゲルギエフのオランダ人は、思いのほか「爽やか」だった。オランダ人は、こんなに明るい音楽だったのだろうか。バイロイトのオランダ人をティーレマンが振ったとき、今まで聴こえていなかった、美しいハーモニーに感動したが、それ以来、バイロイトの音がオランダ人のイメージになっていた。今回の演奏会形式では、なんだか、チャイコフスキーのように回転しながら高揚する感じに聞こえるところもあり、コーラスは、発表会のよう整然と、縦横とハーモニーが綺麗に揃い、ストーリーや演技的な要素は出していなかった。暗さや、息苦しさのないオランダ人の上演は、会場の空気が明るくなって、コンサートとしてはいいのかなと受け止めた。
 ゲルギエフが、無理にドイツっぽいところを出す必要もなく、指揮の姿だけ見ると、棒なしの小刻みな指の震えは、以前のようにおどろおどろしさはあるのだが、音は爽やかな方向に変わってきたと感じる。1月にローマで聞いたチャイ5も爽快だったし、以前の印象を改めようと思う。
 グロイスベックが降りたのは、残念だったが、バイロイト歌手が集まり、ヴォータン役Lunglenのオランダ人はじめ、歌手陣も皆さんストレートで淀みが無かった。
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変更案内
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プログラム記載予定の配役
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ゲルントナープラッツ劇場 Gärtnerplatztheater ー白馬亭にて [オペラ(海外)]

 初めてこの小さな劇場へ行った。地下鉄の駅に着くと予報通りの雷雨だが、傘の無い人もいた。劇場の入り口ではブラスの演奏がちょうど始まったところだった。呼び込みのようなものか?交代するように今度ロビーの端で女性のコーラスが始まった。ブラスは何曲も演奏し、両グループとも、本番の劇中にも登場した。どちらもバイエルン風の音楽で何かウキウキする。お客さんの雰囲気もバイエルン風で民族衣装の女性もかなりいた。劇場内に入るとピット内ではバイオリン、チター、ギター奏者が3人でバック音楽のように、多分練習ではなくサービスで、奏でてくれていて気分を盛り上げる。
 オペレッタの始まりは、バスツアーで、ザルツカンマーグートへ行くと言う設定。元気の良いツアコンさんが登場した。たわいもない話だが実際ヴォルフガングゼーの白馬亭を見ているので雰囲気が分かり、とても楽しかった。幕が開くとシャーフベルクの登山電車も見え、後半フランツヨーゼフ一1世は、船で登場。飛行機で来るドクターがいたり、来客対応するケルナーと、厳しい女主人のやりとり、バイエルン風のダンスなど楽しさ満載だった。
 テーマ曲Weißen Rössl am Wolfgangsee...のメロディーに、最後思わず私も手拍子してしまった。カーテンコール後には、追い出し音楽のように最後までお客さんを見送ってくれる。帰りも雨は降っていたが、とても明るい気分になった。
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Allerheiligen Hofkirche 6.Kammerkonzert [オペラ(海外)]

 日曜の朝、教会コンサートへ行った。国立歌劇場の並び、レジデンツに隣接するアラーハイリゲン教会(諸聖人宮廷教会) は戦災で全壊、今世紀になってから復元されたそうで、正面ファサードには新しい石材の部分もあり、ドレスデンの聖母教会のように破片を1つ1つ組み上げたのだろうか。内部は豪華な装飾は復元されず、質素で、現在はコンサート用に使用されているそうだ。
奏者はバイエルン国立歌劇場のオーケストラ、2曲目のチェロの曲は、メルヘン語る切れ目に音楽が入るという感じで、お話が主だった。
 11時開演だが、前半が終わって12時半、長くなりそうなので夜の部もあり、そこまでで失礼した。
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バイエルン国立歌劇場ー烙印を押された人々 [オペラ(海外)]

 フランツ・シュレーカーは日本で殆どやらないが、ドイツでは再評価されている作曲家、私は以前ベルリンで唯一「はるかなる響き」を聴いただけだ。
 今回代表作の「烙印を押された人々」を聴けると期待して来たが、うっとりする響きに出逢えたものの、心に留まらず、通り過ぎて行ってしまった。演出はともかく、音楽づくりの方向なのか、長い作品なのに、音楽の起伏が少ない印象で、体の中まで訴えてくる感じが薄かった。
 始まりがチェロだったこともあり、暫くぶりのシュレーカーの響きにぐっときたが、聞いた後、心に残ったものは何かと思うと、Vnの美しいソロ、ソプラノの美声と、ネズミの被り物、豊満な女性の肉体。再演のせか、満席ではなく、聴衆の反応とも、興味本位の印象だった。
 最近ベルリンでも上演されており、この話が、どんな風に演出されているのか、次回のために、要調査だ。

Musikalische Leitung:Markus Stenz
Herzog Antoniotto Adorno:Tomasz Konieczny
Graf Andrea Vitellozzo Tamare:Christopher Maltman
Lodovico Nardi:Alastair Miles
Carlotta Nardi:Catherine Naglestad
Alviano Salvago:John Daszak
Guidobaldo Usodimare:Manuel Günther
Menaldo Negroni:Kevin Conners
Michelotto Cibo:Sean Michael Plumb
Gonsalvo Fieschi:Andrea Borghini
Julian Pinelli:Peter Lobert
Paolo Calv:iAndreas Wolf
Capitano di giustizia:Tomasz Konieczny
Ginevra Scotti:Paula Iancic
Martuccia:Heike Grötzinger
Pietro:Dean Power
Ein Jüngling:Galeano Salas
Dessen Freund:Milan Siljanov
Ein Mädchen:Selene Zanetti

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ミュンヘン着 S-Bahn工事 [ドイツ]

 前回と同じく、成田17時発アブダビ経由のエディハド便で朝7時過ぎにミュンヘンに着いた。こちら大変良い天気で暑いくらいだ。
 空港から中央駅方面へ行こうとSバーンS8に乗ろうとすると、掲示が出て、Ostbahnhof からどこかまで通行止めらしい。反対側に次にS1が来て、こちらは普通に動いている。S1に乗るつもりで、待っていたが、殆どの人が、先に来たS8に乗ったので、発車寸前に、大丈夫なのかなと思って私も飛び乗った。結局、Ostbahnhof 止まりで、U5に乗換え中央駅に着いた。本当は直接Marienplatzのドイツテレコムにいこうかと思っていたのだが、10:30ごろ駅近の宿にチェックインできたので、まあ良かった。中央駅のS-Bahnへ降りる階段、エスカレーター周囲には金網が張られ、職員らしき人が、観光客の相談にのっていた代替え輸送は、充実しているように見え、主要駅の乗換え案内には、市電とバスの番号が表示され、市内交通のアプリではなく、googl mapの経路サービスでは、見事にS-Bahn 抜きの案内が出た。駅の案内人も、とても親切に対応していたと思う。
 荷物を置いて、徒歩でMarienplatzまでiPhoneのSIMを入れ替えにショップへ行くが、相変わらず店員が要領を得ず、今回は、同じ店で3回目の処置で、やっとスマホが使える状態となった。
 ホテルに戻るが、今日はサッカーの試合があるらしく、1階のパブでは既にビールを飲んで盛り上がっている感じだ。次に、宿の食堂のみで使えるインターネットが、普通でなく、2日目に、やっと使えるようになった。毎回初日はいろいろあって大変だ。
成田搭乗前
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アブダビ空港乗り継ぎ
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ラ・フォル・ジュルネ 兵庫芸術文化センター管弦楽団 [コンサート]

 今年は池袋でもやるということで、有楽町でアマオケの無料公演(天国と地獄抜粋、演出付きでとても楽しかった)を見てから向かった。地下鉄有楽町線1本で行けて、大変便利だ。
 芸劇前の広場でも、ステージを作ってサックス重奏などをやっており、有楽町と同じように屋台も出ているが、身動きもできない有楽町と比べたら大分空いていて、余裕で座って鑑賞できた。
 逆に言えば新会場があまり浸透していないということで、肝心のコンサートの方の客の入りはお寒い限りで、気の毒になるほどだった。
 兵庫芸術文化センター管弦楽団は若い団員の多いオケで、テクニックもあり、大熱演していたが、その点だけ少し残念だった。

バルトーク:管弦楽のための協奏曲
兵庫芸術文化センター管弦楽団 (オーケストラ)
パスカル・ロフェ (指揮者)

有楽町
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池袋
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音楽財団設立記念コンサート [コンサート]

 カワイ表参道 コンサートサロンで、国際音楽芸術振興財団設立記念の室内楽コンサートがあった。設立理念としては、若い人たちに、もっとクラシック音楽を聞いてもらい、誰もが気軽に上質なコンサートを聞き、優秀な音楽家たちに自由に活動できる機会を提供したいというようなことで、無料のコンサートだった。素晴らしい。
 立派な理念だと思う。プログラムも工夫されており、前半は主に曲の抜粋、曲目解説付きで、初めて聞く人にも優しい。また、オケの曲を室内楽に編曲して聞いてもらう試みも面白い。アンコールでは、ウィリアム・テル序曲をピアノ五重奏で披露してくれた。冒頭のフィガロも同様、初めての人にとっても原曲を知っている人にとっても楽しい。
 一般にクラシック音楽を聞きに来る人は、プロの音楽家ではないだろう。熱烈なファンも、初めての人もアマチュアだ。世界中でクラシック離れの傾向はあるように思えるが、このようなファン発掘作戦は、演奏家の活動機会拡大のためにも、重要なことだと気付かされた。
出演者:對馬哲男(Vn)読売交響楽団、小関郁(Vn)東京都交響楽団、中村翔太郎(Va)N響、富岡廉太郎(Vc)読響、正住真智子(Pf)東京藝大非常勤講師
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東京春祭 ブラームス弦楽六重奏 2番・1番 東京文化会館小ホール [コンサート]

 春祭での川本嘉子さんのブラームス室内楽シリーズは、第5回とのことで、今年は弦楽六重奏、小ホールは満席だった。クァルテットプラス2名でなく、純粋にソリストだけでの六重奏を聴くのは初めてかもしれない。
 数少ない練習で、ここまで聞き合える集中した音が生まれるとは驚きだ。ソロのメロディーが猛進して、難関を突破する時、2nd Vn, Vlaの若者達の動きは、あたかも、ジャンプしてメロディに飛び込み、ハーモニーを支え、時には音楽をリードして、ソロが燃え尽きると次の楽器のソロに橋渡する勇ましい救急隊のような役割に感じられた。各々方の名器の音色は溶け合って響き、会場は緊張と興奮のるつぼとなった。こんな熱演で、ハーモ二が濁らないアンサンブルを聞けるのは幸せだ。チェロだけ1stを交代し、2番を岡本さん、1番を向山さんが演奏した。
 実は岡本さんを聴きに行ったのだが、キャリアに関係なく、皆さんの唯ひたすら最高の音楽を体現することを使命とされている、素晴らしいソリストのオーラを感じることができた。
 次の岡本さんの演奏は、5月関西フィルとの、ドヴォコンの共演になる。

ヴァイオリン:竹澤恭子 成田達輝 
ヴィオラ:川本嘉子 戸原 直 
チェロ:向山佳絵子 岡本侑也
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