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ローエングリン トークセッション - 新国立劇場 [オペラ(国内)]

 6月ローエングリンのプレミエに先立って、演出家シュテイクマン氏と美術・衣装のロザリエ女史のトークセッションがあった。両名は、1994年~1998年のバイロイト・リングの舞台に関わっていて、今年新国立劇場の舞台を担当するということは、昨年のバイロイト音楽祭関連の地元記事にも載っていた。
 ロザリエ氏は、光で移り行く時間や空間を表現するらしい。また、エルザのウエディングドレスは素晴らしい自信作とのこと。
 一切の写真や映像は出なかったが、最後に過去に演出したバイロイト・リングの舞台映像を少し見せてくれた。私は勿論、見たことが無かったので、ジークフリート2幕の森の場面を沢山の傘の間を通る光で表したところと、ヴァルキューレの騎行で、上空を前後左右に動きながら歌う場面が気に入った。今のメトロポリタンの舞台のヒントにもなっているのかなとふと思う。
 来年からバイロイトのリングが新演出で始まる。この僅かな映像を見て、実は舞台より音の方に強烈に反応した。あの空間でリングを聴きたいと強く想い、体に力が入った。(G)
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浅草から上野へ [芸能]

 連休も終盤となり、有楽町でラ・フォルジュルネという手もあったが、義理のあるアマチュアの弦楽アンサンブルを見に、昼より浅草へ向かう。
 天気も回復しスカイツリー効果もあって、地下鉄浅草駅からもう大変な人出で仲見世はまともに歩けない状況、裏道を伝って台東区生涯学習センターにたどり着く。1階には池波正太郎図書館もあり、なかなか立派な建物でびっくり。新しい施設のようでホールの音響も良く、演奏含めてなかなかだと思った。
 終演後河童橋商店街を冷やかしながら、徒歩で上野へ向かう。鈴本でGW権太楼噺である。ここも超満員で大変結構なことだ。
 本日圧巻だったのは、菊之丞師代演の喬太郎師、噂の極道版(?)つる。これはスゴい。アウトレイジ真っ青の極端にデフォルメされた親分子分だが、それでもどこかに本当にいそうな現実感。枕で言っていた終電後のターミナル駅のカップル描写もそうだが、すごい人間観察力だ。
 たわいのない前座噺をそのままやったって、現代人には受けないでしょ、というお話は全くごもっとも!現代のオペラ演出にも通じるものだ。噺家は脚本・演出・俳優を兼ねているので、喬太郎師にはオペラ演出でも是非やって欲しい。「愛の妙薬」などどうか?それにしてもここまでやられてしまうと次の演者は大変で、同情してしまう。
 お目当ての権太楼師、十八番の代書屋を相変わらずの大熱演で沸かせたが、やはり多少声の張りがなくなり、おとなしくなったように感じる。時間も30分弱と若干短いような・・いつまでも元気で頑張って欲しいところだ。(B)
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日本音楽コンクール受賞記念演奏会(名古屋) [コンサート]

 名古屋の愛知芸術劇場コンサートホールで、指揮松尾葉子/セントラル愛知交響楽団とのコンチェルトの共演があった。何回かの地方公演を経て、名古屋では皆さん堂々たるソリストして、若さが漲る演奏を聴かせてくれた。4人とも本当に素晴らしかった。4/22(日)は霧島(鹿児島)で、同じメンバーでピアノ伴奏の演奏会。
 ロココはどちらかというと音楽性より、高度なテクニックを披露する曲で、その妙技に客席が驚嘆するところが、楽しみどことだ。今回、所謂クラオタでない友人と聴きにいったので、その反応がよく分かった。指板に吸い付くような左手の指に目が行き、右手のテクニックは見落とされがちだが、岡本さんは、終始ニコニコと楽しそうに、次々と難関をクリアし、さらっと弾き終えた。ロコロの色々な演奏を聴いたことがあるが、難しいことをアピールしながら弾く人は多い。友人も驚き、何故ニコニコしているのかと尋ねられ、音楽が楽しいからなんだと言うと、不思議そうだった。
 これから世界に羽ばたく若者には、貴重なオケとの共演、真剣さも格別だ。そういう純粋さが伝わってくるのがとても心地よい。名古屋でも指揮者とオケが、優しい眼差しをソリストに送っていた。若い才能を賛美する気持ちは、共通なのだ。皆さん、ご成功おめでとうございます。(G)

(新情報)7月22日鹿児島霧島国際音楽祭で、下野竜也指揮 鹿児島交響楽団 と岡本さんがハイドンD-durを共演する。http://www.kirishima-imf.jp/concert/index.html

共演:松尾葉子指揮 セントラル愛知交響楽団
・藤江扶紀(バイオリン)
サン=サーンス:バイオリン協奏曲 第3番 ロ短調 作品61
・岡本侑也(チェロ)
チャイコフスキー:ロココ風の主題による変奏曲 作品33[原典版]
・西村悟(声楽)
プッチーニ:歌劇「トスカ」より“妙なる調和”
ガスタルドン:禁じられた音楽
チャイコフスキー:歌劇「エフゲニー・オネーギン」より“何処へ行ってしまったのか、我が青春の日々よ”
プッチーニ:歌劇「トゥーランドット」より“誰も寝てはならぬ”
・浜野与志男(ピアノ)
チャイコフスキー:ピアノ協奏曲 第1番 変ロ短調 作品23
オアシス21 上空の池から下を覗くと海中のように見える
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愛知県芸術劇場コンサートホール
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タンホイザー-東京春音楽祭 [オペラ(国内)]

 オケの後方の高い位置で歌うステージは、自分の声が聞こえず、響きがわからないと、グールド氏が話していたので心配してしまったが、全体的には期待を超え、とても満足した。
 一幕冒頭では、どんな声で歌いたいのか、定まらない声質とピッチに、はらはらしたが、だんだんと、歌手陣とオケの音程が寄り添ってきて、2幕は歌も音楽も生き生きとして、こちらの気持ちも高ぶってきた。グールド氏の声については、2幕で限界かと気をもまされたが、3幕では本領発揮し、譜面台も一切取り払われ、ローマ語りは、まさに自分らしさを表現したと思う。インタヴューの時の話で、テキストが歌のカラーを決めるという実例を聞かせてもらった。
 N響の弦は美しく、Vnの一体感が気持ちよいところが一杯あった。一方、3幕の冒頭のような、木管楽器セクションのソロとなると、楽曲自体に不慣れな感じが漂い、正しいハーモーニーを探りながらたどり着かない歯がゆさを感じる。金管楽器の、遠くに視線を送るような息の長いフレーズは、美しい響きと共に聴けるともっと嬉しい。春の桜とともに、これから毎年N響にワーグナーを演奏してもらえる。マイスタージンガー、そしてリング、何れはパルジファルも再演してほしい。(G)
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ステファン・グールド氏に聞く [オペラ(国内)]

 上野でタンホイザーを歌っているグールド氏へのインタヴューを聞いた。私はまだ舞台を聴いていないが、多くの人が気になっている重大な問題、なぜ2幕4場練習番号H~K、Zum Heil den Südigen zu führen,・・の場面をカットしたかという点についての質問に対し、グールド氏の意図でなく、初練習で自分もショックだっとのこと。スコアにある注記は、タンホイザーが静かに一人で歌うので、合唱を休みにしてもOKという指示で、オケをカットする意味ではないのに、オケの楽譜がカットされていたとのこと。実際コーラスに自身の声をかき消された体験も披露された。どういうわけか、今回事件が発覚した際、カット部分を修復しないと決めたことへの違和感を感じる。指揮者はどう思ったのか、或いはたった2回の公演だから労力を惜しんだとか・・。後でDoverのスコアを見たら、その通り、加えてパリ版では、コーラスは省くことに改訂したと書いてある。
 グールド氏は、テノールの最高の時は40才代と言い、ヘルデンテノールをつくるには3種類に大別でき、1.リリックから重くする、2.バリトンから音を上げる、3.常にテノールの重い声から、と声質の違いがあるが、何れにしても最後まで歌い通せれば、ヘルデンテノールだとのこと。日本の聴衆は歌手をリスペクトするので、心地良いそうだ。去年新国立でのトリスタン初舞台を選んだ理由は、丁寧なリハーサルと公演回数が比較的多いことがあるという。凄く正直な人だと思うのは、公演の間に自分を育てるのに相応しい劇場だったからと、堂々と言えるところだ。ドイツ人の評論家から離れたこところで、歌いたいというのは、本音のようだった。
 今51歳、声質にあった役を歌い、若いジークフリート役を歌う期限も考えているそうだ。言語感覚を養うため、母国語として話す国で生活すべきという先生の教えを実践し、インタヴュー中もしばしば先にドイツ語が出てワーグナーを語るのにとても好感がもてる。医学生一年で、歌手に転向した経歴を想像しても、知性派で、ワーグナーはテキストが歌のカラーを決めるという姿勢。観客のテノールに対する好みははっきりしているので、自分の路線で進むという、媚びないプライドの高さも好ましい。バイロイトでは発音が全てだと、言葉の端々に、ドイツで歌う時の苦労が伺えた。日曜の公演を期待したい。(G)

新国立劇場ーさまよえるオランダ人(楽日) [オペラ(国内)]

 プレミエ2007年の再演だったが、今日一番心に残った声は、舵手の望月さんだった。明確でのびやかに通る若々しい声。4階席だったので、顔がよく見えず、初め日本人ではないのかと思ったくらい、生き生きしていた。
 一方、オランダ人は、今年バイロイトで歌うニキティン。でも、あのイタオペのような明るく軽い声は、私の中では、役のイメージに合わない気がする。得体の知れない恐怖感のある、気味悪さがオランダ人なのかと思っていた。総じて今回のキャストは、あまり役づくりが得意ではないのか、必要なかったのか、昨今演技するオペラに慣れてきたせいか、舞台装置だけがあって、ただ立ったままで歌う様は違和感がある。
 ホルンは全体を通じて、あまりミスが無かったのは良かったと思うが、曲をブツ切れに振る指揮者は珍しいように思う。ネトピルのプログラム解説を見ると、ワーグナーに関する記述が無い。またもや日本でお稽古ということか。東京でワーグナーを聴けることだけで、ついテンションが上がるが、やっぱり残念な結果だったかというのが、率直な感想だ。(G)
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ロジェストヴェンスキー-台湾国家交響楽団 ショスタコ8番 [コンサート]

 国家音楽院で、もう一つ、ロジェストヴェンスキー指揮、台湾國家交響樂團(NSO)の演奏を聴きいた。Vnソリストが指揮者と同じ名なので、てっきり親子かと思ったが、どうなのだろう・・・
 オケはとても耳が良いという印象を受けた。ダイナミックレンジはそれ程無く、聴く側の刺激は少ない。Vnソロも意外とおとなしかった。視覚的にまず感じたのが、1Vnがマスゲームを見ているように、弓がそろっていることだ。映像を見ているのと錯覚しそうだった。従って、出てくる音ぴったり揃っており、迫力はないが、ショスタコ8番は特に、ヨーロッパで聴くような、音の透明感が楽しめ心地よかった。一方指揮は熱演してくれて、見ていて気持ちがいい。カーテンコールの時、イングリッシュホルンの若い女性をの手を引いて、舞台の中央でニコニコと褒め称えた。終演時間が、20分ほど延びたが、心あたたまる演奏会だった。(G)
http://tifa.ntch.edu.tw/program_17.php
曲 目
李姆斯基-柯薩科夫:《俄羅斯復活節》序曲
葛拉祖諾夫:小提琴協奏曲
蕭斯塔科維奇:第八號交響曲
Rimsky-Korsakov: Russian Easter Overture, op.36
Glazunov: Violin Concerto, op.82, A minor
Shostakovich: Symphony No.8, op.65, C minor
演出者
指揮/格納迪‧羅許德茲特溫斯基(Gennady Rozhdestvensky, conductor)
小提琴/沙夏‧羅許德茲特溫斯基(Sasha Rozhdestvensky, violin)
國家交響樂團(NSO)
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Gavriel Lipkind 無伴奏チェロリサイタル   [コンサート]

 中正記念堂のある広場に、国家音楽院という2000人以上入る立派なコンサートホールがある。外見は中国風だが、内部は所謂コンサートホールで、舞台に立派なパイプオルガンがある。2階席は、扉から入ると通路がなく、客席の間をぬって自分の席に着かねばならず、ちょっと戸惑う。1階席は普通。DSC00341.JPGDSC00339.JPGDSC00335.JPG
 中国語では、利普金(リプキン)と音にあわせた当て字で書くが、外来語は必ずしも、あて字が一定ではないそうだ。残念ながら、コンサートの入りは悪かった。私も生演奏を聴くのは初めて。まさか、台北で聴くことになるとは思わなかった。
 とにかく、テクニックが抜群で、エネルギーに満ちた曲芸のようなチェロだ。指が回るのは当たりまえで、速さの限界へ挑戦という感じ。バッハは装飾音を加えたり、また音階の音を省略したりと、リプキン固有の時空で、バッハを感じているような、この人の体内で、どんな曲も一旦吸収され、別な形や色彩で甦る、何だか現代アートに似ている。同じものを見ても、表現が違う絵画の世界を音楽に移したような、音楽への思いが、かなり個性的なところが、魅力なのだろう。個人的には、正統派の音楽の方が好みだが・・・
 観客は少なかったかったが、カーテンコールはかなり熱狂的だった。エンドピンを止める板のついた、小さな丸い椅子を使っていた。ピアノ椅子が嫌いで、持ち歩いているのかもしれない。(G)
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右の建物がコンサートホール、左は劇場
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淡水 [台湾]

 かつての、台北の貿易港で、夕日がとても美しいそうだ。海に面した山の斜面に、洋館が建ち、ロマンチックな場所。海岸には夜市のような、日本でいえば、縁日の出店が常設され、珍しい食べ物もある。
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真理大学・・・カナダ長老教会宣教師のジョージ・レスリー・マッケイが設立、台湾に西洋医学、西洋野菜など伝えた。DSC00576.JPGDSC00579.JPG
チャペル内で、パイプオルガンのコンサートをやっていたが、お客さんはいなかった。DSC00580.JPG
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紅毛城 ・・1628年にスペイン人が建城、後にイギリスが領事館DSC00592.JPG
旧英国領事館 ・・・紅毛城の隣DSC00595.JPG
鐡蚕・・基本醤油で煮た卵、風味がいろいろなヴァリエーションがあるそうだDSC00521.JPG
愛玉檸檬
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油揚げの中に春雨、魚のすり身でふたしてある。トマト味で煮込んだものを食べた。DSC00536.JPGDSC00543.JPG
注文票とお金はお皿で会計へ運ばれ、料理と一緒に、おつりが届くDSC00541.JPG
淡水 漁人碼頭(フィッシャーマンズワーフ)・・長い桟橋があり、天気が良ければ、すてきな場所
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TAIPEI101 [台湾]

 高さ509.2mで、地上101階、地下5階、2004年完成時には世界一の高さだった。展望台は89階。87階 - 92階の中央部の吹き抜け空間には、風による振動を抑える、巨大なウィンドダンパーがある。晴れていたら、さぞ良い眺めだろう。高速エレヴェーターの列が長くとも、超高速なので、あまり待ち時間を感じない。
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市政府
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迪化街 [台湾]

 漢方薬、乾物などの問屋街、清時代の終わりに栄えた町とのこと。同じような店が続いており、どこで買ったよいのか、決断するのが容易ではない。干しえびは、早まった感があったが、他は立派な漢方薬のお店で買った。
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縁結びの神様
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お供えもの
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トマト味の刀削麺
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台湾の味 (1) [台湾]

 中国料理という括りの中で、総じて食べ物は薄味で、汁物は出汁がきいて、日本人が好きな味わいだ。とても美味しい。もう何年も日本で買う機会のなかった、台湾産の干しえびを日本に持ち帰り、お粥をつくったところ、とても良い出汁がでて、これだったのだと納得した。
 ファーストフードと言えるような、店先で作り、持ち帰りもできる、チェーン店の餃子店、ワンタン店、麺の店、包子点がたくさんあり、いつでも、温かいものを食べることができる。大体ランチでも200元あれば、十分とのこと。
こういうお店は、テーブルの上に注文票があり、欲しいものをチェックして、お店の人に届けるのが普通のやり方で、料理は、運ばれてくる。
 日本で有名なディンタイフォン(上海料理)の小籠包は、最高級ランクで、一つ20元。庶民の味なら10~12元だと思う。DSC00329.JPG
店の外で順番待ちの番号
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 客家料理は甘辛醤油系の味付けで、ご飯といっしょに食べたくなる、懐かしい味だった。
晉江茶堂は民家を改造したような、ひなびたお店で、擂茶という、色々な食材をすりつぶして、熱いウーロン茶を注いだ、きなこ味に似た、少し甘いデザートが、珍しく美味しかった。
http://www.tabitabi-taipei.com/html/data/10239.html
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擂茶の成分
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総統府 [台湾]

 日本が統治していたときの総督府、1919年完成、第二次大戦時米軍の爆撃で焼けたが、戦後中国政権下、改造され、今日も使われている。土曜は内部を見学できる。かなりの量の資料が展示されている。(G)
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最も感謝されている日本人のひとり
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中正記念堂の衛兵交代、広場の軍事式典 [台湾]

 中正とは蒋介石のことで、高さ70mの巨大な記念堂の89段(89歳で死去)階段を上った上階にある、石造の前で、毎正時、美しい衛兵交代の儀式が執り行われる。別の日、偶然にも、衛兵の控え室までこの歩調で歩く姿を見た。DSC00459.JPGDSC00278.JPGDSC00281.JPGDSC00282.JPGDSC00285.JPGDSC00287.JPGDSC00464.JPGDSC00466.JPG
 ここは巨大な広場で、西から東へ門をくぐると、左に国家音楽院(音楽ホール)、右に国家戯劇院(劇場、オペラ)があり、中央の広場の先に記念堂がそびえたっている。軍事パレードはまさにマスゲームで、若い兵隊さんたちが、刃物のようなものが付いた、鉄砲のような道具を、バトンのようにくるくる回す練習をしていた。蒋介石の衛兵になることが究極の目標なのだろうなあと思った。(G)
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台湾という国・謝謝台湾3.11地震支援 [台湾]

 台湾は多民族国家なので、台北の地下鉄(MRT)にのると、4ヶ国語のアナウンスがある。北京語、台湾語、客家語、そして英語だ。台湾語は17C~19C福建から移住してきた人、客家(はっか)語は清時代に移民(移住)してきた人の言葉とのこと。どちらも文字は無いが、客家語のテレビ放送はあるらしい。国民の3/4は台湾語を話すが公用語は北京語。DSC00368.JPG
 日清戦争後日本に割譲されて、戦後まで約50年統治し、インフラ整備に貢献したたこともあり、日本語はかなり通じ、若者も日本語を勉強する人が多い。戦後中国の統治下に置かれ、忌まわしい2.28事件を経て、経済発展してきたものの、外交的には、中国の国連加盟と同時に、脱退して以来、孤立ぎみだ。太平洋の島国、中南米、アフリカなど23ヵ国としか正式には外交していない。町並みや、人々はとっても日本人に似ており、MRTなど日本も導入されたらいいなと思うところも沢山ある。でも、常に大国の中国との関係の中に身を置く制約は、いつまで続くのだろうか・・。DSC00550.JPG
 2011年3月11日東日本大震災の義捐金を台湾から約200億円ももらったのに、日本の国として、感謝状の広告を新聞掲載されることはなかった。米国、英国、フランス、中国、ロシア、韓国の新聞と国際英字紙ヘラルド・トリビューンの計7紙のみに掲載したとのこと。そこで、日本人有志でお金を集め、民間で感謝広告を台湾の紙面に掲載したという。
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 2012年3月11日台湾の北の港町淡水で、台湾在住日本人ヴォランティアによる、地震への支援を台湾に感謝する催しがあり、友人に連れられて私も参加し、いっしょに黙祷した。日本からの御礼のメッセージも展示され、思いが通じてよかったなと、ヴォランティアの民間外交に感謝の気持ちで一杯だ。世界中の日本人がこの日この瞬間に様々な式典や催しなので、日本人の代表として、感謝の気持ちを伝えてくれたのだろう。有難い。(G)
日本からの感謝のメッセージ(日北京語対訳)DSC00563.JPG
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茶藝講座 [台湾]

 この日、本物のお茶の香りと味を体験できた感動が、忘れられない。
 駐在員の奥様方が通っている茶藝講座に、飛び入り参加させてもらい、鐵観音600g1800元から8000元のものまで8種類のお茶を味合わせてもらった。
 手順は、温めたふた付きのお茶碗に2gのお茶と95度のお湯を注ぎ、5分たったら、ふたをずらして、茶漉しを通しお茶を移し、さらに小さなお茶碗に移して、香りを楽しみながら、飲む。お茶葉を捨てた後、残り香も楽しむ。
 美味しいお茶を入れるには5つの条件があるそうだ。お茶、水質、お湯の温度、蒸らし時間、あとは何だっただろうか。茶器だろうか。不思議なことに、5人の生徒が入れたお茶の風味が、確かにそれぞれ、違うのだ。具体的な条件を想像すると、先生がお湯を注ぐ順番でお湯の温度や蒸らし時間も微妙に変わる。熱いお茶碗のお茶を移し変えるタイミングとその勢い、ふた付き茶碗その物の焼きや大きさでもお茶の味は変わるという。ここでは、お水も念入りに濾過した上質のものを使っており、完璧な条件が揃わない限り、最高のお茶の香りを引き出すことはできないのだ。DSC00326.JPG
 
 最初のお茶は、先生が移し変えて下さった。そのせいで、今まで日本で飲んだことこのない、香りのよい鉄観で、おや、美味しいなと思った。次のお茶は自分でやってみたが、茶碗が熱く、恐る恐る移したため、一つめのお茶より高価なのに、美味しくない。3つ目も苦かった。そんなときは、上手に入った方のお茶を皆で試飲し、本当の香りを体験するのだ。私は初めてとはいえ、これは大変だと思った。次はさらに高価なお茶になるので、今度は心して、お茶を蒸す5分間の間に、お茶を移すときのイメージトレーニングをした。茶碗を手もとに引き寄せ、手首を返してお茶を移す練習をして、その瞬間を待った。ビギナーズラックとでもいうのか、この回は、とても上手に入れることができ、先生にも褒められ、皆さんも私の入れたお茶を試飲した。次の回は、5秒前の知らせがなかったので、皆慌ててしまい、私も焼けどするほど手が熱かったが、お茶をこぼしながらも、勢いよく半分くらい入れることができ、それも、先生がうなずいて下さり、成功だった。
 長鉄の春茶(春摘んだ茶6400元)は、本当に香り高く、舌上の奥の方左右で、甘みを感じた。普段舌のこんな場所で味を感じたことがなく、とても驚いた。次は同じ値段の、先生が作った冬茶で、すごく滑らかで後味がよかった。冬茶は韻味佳、春茶は香気高とのこと、本当にその通りだった。私も未知の体験に、とても興奮してしまった。
 美味しいお茶に感動している様を見て、先生も嬉しいご様子だと、皆も喜んでくれた。有朋自遠方来 ということで、特別に最高級8000元の冬茶を先生が入れて下さった。喉韻という表現があるそうで、まさに、このお茶の余韻は口、鼻、喉にずっと残り、心も体も、ふにゃふにゃになるほどの、幸せを感じた。(G)
 
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台北の信号機と階段 [台湾]

 信号機のない交差点では、車やバイクの軍団の間を見計らって渡るとき、かなり緊張する。しかし街を歩く人は、東京に比べ、かなりのんびりしていて、普通に歩いていると衝突しそうになる。
 そんな人達を促すためだろうか、信号機には、渡ることのできる残り時間が表示され、残りあと数秒になると、緑色の人物の動きが、歩く速さから、小走りに変わる。私の観察したところでは、短い横断歩道より、広い車道の方が、時間が短く、信号機の中の人物は、すぐに小走りになる。ここは、さっさと歩きましょうということかなと、なんだか微笑ましい。初め、地下街に下りる階段が急で怖く感じたのは、もっとゆっくり下りましょうというサインだったのだと、今はわかる。日本では、赤信号残り時間が表示されるのが普通だと思っていた。(G)
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龍江路、北投温泉 [台湾]

 友人が、中国語・日本語のタンデムだった台湾女性も一緒に、栄星公園近くにある、台北で一番大きい市場と北投温泉を案内してくれた。(G)
北投温泉博物館
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バス後払いDSC00206.JPG
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国立故宮博物院 [台湾]

 MRTとタクシーを乗り継いで、朝一番に故宮博物院に行った。ツアー客の間をぬって、9時前には、とりあえず肉形石と翠玉白菜をしっかり見届けた。故宮で見るべきものが、なぜトンポーローと、白菜なんだろうと初めは驚いたが、発想の勝利に違いない。肉の方は、自然の石に色づけし、白菜は、二級品の翠玉から生まれた。さらに小さな芸術品は、オリーブの種を小舟に見立て、虫眼鏡でも解読できないほど細かい彫刻だ。裏側に、文字も刻んである。青銅器でも陶磁器でも、内側外側、底の裏側などに、文字、詩、散文など彫られていることが、歴史的芸術的価値を高めているのだろう。中国文化と書は、いつも一体なんだと気づかされた。(G)
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以下袖珍博物館のドールハウスDSC00160.JPGDSC00163.JPGDSC00155.JPG
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初めての台北 [台湾]

 友人がこの春日本に帰国することになり、駆け込みで台北を訪ねた。春休みの観光シーズンで割安な航空券が、エバー航空しか残っておらず、ホテルも2ヵ所になったが、友人がこちらの方と会えるチャンスも作ってくれたので、楽しみだ。
 羽田空港国際ターミナルは新しく、気持ちがよい。成田の欠点をクリアし、トイレが広くてありがたい。かなりの荷物を持ち込める。お土産物売り場もテレビで見たとおり、テーマパークのようだった。
 台北松山空港からタクシーで台北駅に向かったが、車からの景色はとても広々としていて、何より外が暖かいと感じられるれだけで嬉しい。機内アナウンスでは29度と言うことだった。機内が驚異的に寒かったので、外気のいぬくぬく感は感動的だった。しかしそれもつかの間、ホテルの部屋はもちろん、建物内はとにかく冷房がきつく、シンガポールを思い出す。
 機内食でシーフードを選んだら、細長いさつま揚げが二本と、煮込んだゆで卵が丸々一個、ご飯にのっていた。味は甘辛、後で友人に話したら、こちらでは、てんぷらといって、よく売っているそうだ。たしか、そういえば、日本でもそう呼ぶのを、聞いたことがある。
 夜は、庶民的な餃子屋さんと、三越デパ地下の、イートイン台湾スイーツを案内してもらった。(G)
台北駅
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METライブビューイング-神々の黄昏 [映像・放送]

 4作の中で、私は一番気に入った。だんだんと映画に対する要求水準が下がってきたこともあるかもしれないが、オケよりも歌手が全員、とにかく素晴らしい。歌だけでなく、細かい演技や、顔の表情は俳優のレヴェルだ。一人一人が役になりきっていて、グンターや、グートルーネも存在感があり、生身の人間を表現している。ジークフリートの死で、舞台で本当に涙を浮かべる演技は初めて見た。どの場面も違和感を感じるところは無かった。例えば、いつも気になる場面、ジークフリートが刺されるとき、ノートゥングはどうなっているんだろうと思うのだが、舞台上に放置されていたり、舞台端に立てかけてあった舞台も見た。でも今回はジークフリートがノートゥングを振るおうと手にとったが、力及ばず倒れるという風に、腑に落ちる、当たり前のような分かりやすさを目の前で見せてもらった。
 毎度残念なのは、METのお客さんが、舞台転換場面で歌がなくなると、あからさまに咳をはじめることだ。幕が下がる前の拍手もお国柄で、どうも馴染めない。
 ジークフリート役に抜擢されたモリスの声が、早くも嗄れていたようだったが、3幕は滑らかで素晴らしかった。撮り直ししていることはないと思うので、今回全体を通して、ミスの少なさが見事だとつくづく思う。(G)
 
指揮:ファビオ・ルイージ 演出:ロベール・ルパージュ
出演:デボラ・ヴォイト、ジェイ・ハンター・モリス、エリック・オーウェンズ、ヴァルトラウト・マイヤー
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日本音楽コンクール-受賞者発表演奏会 [チェロ]

 銀座の王子ホールで、昨年行われた日本音楽コンクール各部門で優勝された方のお披露目のような演奏会があった。ホルン、チェロ、バイオリンの3名が出演、なぜか一人の演奏時間は15分~40分くらいと、楽器により差があった。
 チェロの岡本侑也さんは、シューベルトのアルペジオーネ・ソナタを演奏した。17歳という若さで、人生の喜怒哀楽全てに思いが及ぶような「歌」だった。音の跳躍が激しいこの曲は音をとるだけでも難しいと言われているが、技術的不安を何ら感じさせない流麗な音楽が心に染みる。演奏者本人が、音楽を愛し感動しているからこそ、私たち聴き手に幸福感を届けてくれるのだろう。いろんな演奏をもっと、もっと聴いてみたいと感じた。(G)
銀座ヤマハでやっていた東京ウィンナホルン協会ミニコンサート
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第2回「チェロの日」 チェリストの集い [チェロ]

 日本チェロ協会の催しがあり、二日目を聴講した。
 初めにルイス・クラレット先生のマスタークラスがあり、伊藤裕さんが、バッハ無伴奏組曲3番から、鈴木皓矢さんが、6番からレッスンを受けた。さすがのアドヴァイスで、弓の支え方、自分の音を聴くこと、体を楽にすることなど、どんどん音が変化していく優秀な生徒さんを見て、音楽を表現する心と体のバランスの難しさを改めて思い知らされた。クラレット先生はもう何年も日本でマスタークラスを開催されており、昨今学生さんのレヴェルがとても高くなっていて、日本の先生方にも感謝していると、コメントがあった。
 次はオーケストラスタディ。何をするのかと思ったら、今回はPizzの勉強。アマチュアがよく弾くオケの曲の中で、幾つかのパターンを、約70人のメンバーにオケプレーヤー幸田有哉先生が教えて下った。我々アマ奏者がPizzを真剣に習う機会はあまり無い。基本柔らかい音は親指で、発音を明確にしたいときは、中指ではじく。とはいえ、楽器の鳴りやすい場所、出したい音色を追究すべしということだ。
 
 70人のチェロ合奏の前に、正規にプログラムには無い3人の素晴らしいソロ演奏があった。昨年の日本音楽コンクール優勝者、岡本侑也さん:黛敏郎「文楽」、同じく全日本学生コンクール優勝者、上村文乃さん:「バッハ無伴奏組曲3番プレリュード」、そしてクラレット先生:P.カザルス弟「E.カザルス作曲の無伴奏組曲より」
 「文楽」の和の音色と和の音程が本当に素晴らしかった。浄瑠璃に詳しくないが、重い響きの太棹の三味線でバチの音を表現した指板に当たる弦の音が、琵琶の音にも似て激しく迫ってきた。歪んだpizzもarcoの音もチェロの演奏だと忘れるほど、異質な日本の音の中に引き込まれた。これほどの「文楽」はなかなか聴けないのではないだろうか。
 上村さんの魂のこもったバッハは、近くで聴いて、ほとばしる若いエネルギーを全身に浴びたような気がする。クラレット先生は、音楽の安らぎを与えて下さった。
http://oncon.mainichi-classic.jp/common/concert2011.shtml日本音楽コンクール 受賞者発表演奏会 
http://www.jti.co.jp/knowledge/arthall/performance/ensem/schedule/62/index.html若きチェリストたちの響演Ⅳ5/25 

 いよいよ、総勢80人のアンサンブル。最大8パートに分かれる。前と後にプロの先生方も加わった。コンマスは堤剛先生、お隣が岡本さん、2番頭はクラレット先生、お隣は幸田先生。とても楽しい演奏だった。堤先生の素晴らしい音が、重厚なアンサンブルを突き抜けるように、皆をリードしていたように思う。客席と演奏者がとても近くて一体感があり、皆いっしょに燃焼した。(G)

マスタークラス:ルイス・クラレット
オーケストラ・スタディー講師:幸田有哉
全体アンサンブル指揮:山本祐ノ介
曲目:カザルス|サルダーナ、C.ガルデル|首の差で、カッチーニ|アベ・マリア、サティ|ジュ・トゥ・ヴ
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大阪での数時間ー難波宮 [旅行]

 初めて新大阪で新幹線を降り、まずは新しい大阪駅へ。空間が広く、東京より贅沢な印象。駅前のお初天神にお参りして、地下街を歩き、阪急デパートを覗き、谷町線で大阪城方面へ向かった。
 NHK大阪の隣に巨大な大阪歴史博物館がそびえ立っており、迷わず、見学するこにした。10階は難波宮の発見と保存、歴史研究について、詳しく展示されていた。実は私は大阪城の隣に、古墳時代の倉庫跡や飛鳥時代と奈良時代の難波宮遺跡があることを全く知らなかった。
 発掘調査が始まったのが1954年と新しく、土地利用か遺跡保存か議論の末、跡地公園と、遺跡の端の方にNHKの建物、その地下に、前期難波宮の倉庫郡の柱跡をガラス越しに公開し、建物一階フロアは、その柱位置を赤く示すなど、かなりこだわった建築になっている。
 このように、一部を見せる保存方法はヨーロッパでよく見るが、とにかく広い空間が必要で、専門技術と膨大な財力を投じたことがひしひしと伝わってくる。NHKと歴史博物館をつなぐ広いガラス張りの半球は、本当に美しいデザインだ。階上のNHKホールもすごく立派で、トイレの大理石(に思えたが・・)が高級ホテルのようだった。東京以外の都市には、こんなに広い土地があったのかと、この贅沢さと大阪の財政破綻の関連は知らないが、ここは、無駄があるからこそ美しく、過去から未来への夢を感じるのではないかと、観光客にとっては好印象だった。(G) 
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 有名な「串揚げ」、「ソース二度づけ禁止」の張り紙が本当にあってびっくり。ソースを足したいときは、キャベツでソースをしゃくって、串揚げにかける。さらに、テーブル上のソースの行方は、一度大きな洗面器に集められ、調理室の火のかかった寸胴なべに戻されていた。また明日!
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N響メンバーと新進演奏家の出会い  NHK大阪ホール [コンサート]

 昨年の日本音楽コンクール1位受賞者、藤江扶紀さん(バイオリン)、岡本侑也さん(チェロ)とN響の方々、そしてゲストに清水和音さん(ピアノ)という、素晴らしい室内楽コンサートが大阪であった。
<曲目>ハイドン「ピアノ三重奏曲第39番ト長調」(若い二人と清水さん)、ボッケリーニ 二つのチェロのためのソナタ ハ長調、パガニーニ/ロッシーニ モーゼの主題による変奏曲(藤森さん・岡本さん)、ヘンデル パッサカリア(ヴァイオリン藤江さん・ヴィオラ佐々木さん)、シューマン ピアノ五重奏(堀さん、藤江さん、佐々木さん、藤森さん、清水さん)
 どの曲も、大先輩の方々が、若い奏者の才能の開花を称え、さらに高みへといざなうように、ぴったりと合わせて下さり、めったに聴く機会のないチェロの二重奏も、透明なハーモニーが本当に美しく、どれも気持ちの良い演奏だった。岡本さんも、いつものように、さらりと高度なテクニックを披露し、パガニーニの後、会場からブラボーが飛んだ。インタヴューでは、17歳で一位・・と司会者に言われ、会場がどよめいた。藤江さんは、大阪の宮司さんのご令嬢とのことで、巫女さんのお手伝いもするというお話に、お客さんも大喜びだった。二人とも本当に素直な感じで、好感度一杯、誰もが幸せな気持ちで家路に向かったと思う。(G)
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バイエルン国立歌劇場-さまよえるオランダ人 [オペラ(海外)]

 2006年プレミエのコンヴィチュニー演出のオランダ人、当時かなり話題になったが、最近はコンヴィチュニーの考え方が、オペラファンに浸透してきたので、私も当時見たときほどの違和感はなくなっていた。
 指揮は大野和士さん、ミュンヘン初登場で、私が聴いたのは3回目・最後の公演だった。席がオケ横のロジェだったので、大野さんの指揮ぶりを初めて間近で見た。全体にきっちり振って、力の入るところは、思った以上にエネルギーを込めて、棒先を震わせていた。以前、ベルリンドイチェオパーのピンチヒッターでタンホイザーを聴いて以来で、あのときは穏やかで手堅いなという印象だった。オランダ人は激しく起伏のある音楽なので、特別強烈ではないが、十分恐怖感迫るものだった。幽霊船との合唱のところは、やはりずれてしまったが、いつもはらはらするこの場面、解決策はないものだろうか。カーテンコールでひとりだけ少しブーを受けていて、残念だった。
 大野さんは歌手にとても気を配って振ると、以前モネ劇場のお話のとき、伺ったことがある。誠実なお人柄が大野さんの音楽ならば、もはや若手ではないオペラ指揮者として、ドイツでも頻繁に聴けるようになるといいなと思う。
 歌手は皆、歌も演技も素晴らしい。怒ったエリック役のフォークトがゼンタ役のカンペを思いっきり突き飛ばし、カンペは転んでかなり手が痛そうなシーンがあったが、フォークトをこんな間近で見たのも初めて。甘い声は、ちょっと女々しい男性役にぴったりなどというと失礼だが、母性本能を刺激する。
 演出について、幕切れで、ゼンタがドラム缶に火をつけて大爆発を起こし、舞台は暗転オケも止まり、その後はラジカセのような音で音楽が残る。19世紀の女性の不条理な犠牲は、まさに悲劇の終末、カタストロフィであり、それを現代に適応すると、全てを失い全てが変わるという、ちょっと自爆テロの映像を連想するような無に帰す悲劇と言えるらしい。しかし、昨年東北の大震災を経験した私たちとしては、今はもっと現実的なカタストロフィをイメージすることができる。
 また、ブレヒトを引用して、社会の中で援助を得るにしても、拒むにしても暴力(権力)はつき物だと。だから助けを求めるのではなく、社会の暴力や権力を撤廃すべきという、他の作品にも共通する、要求するより、今の不条理をうち壊す演出の根拠が説明されている。
 でも、今感じることは、社会を変化させる要因としての大災害。世界各地の自然災害と、様々なオペラ演出の狭間に身を置き、今は、精神的に救われ、希望を感じる舞台演出も、一方で求められているのではないかという、心のしこりのようなものを感じる。(G)
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バイエルン国立歌劇場管弦楽団-マーラー2番「復活」 [コンサート]

 バイエルン国立歌劇場管弦楽団の復活をシュターツオパーで聴いた。指揮はエッディンガー。
 私の中のエッディンガーのイメージは、確固として、常に自分がコントロールしている音楽を目指している指揮者という感じだ。音楽が流れないのと流されないのとは確かに違うが、隅々まで意図的に作る音楽はどんなものだろうか。曲中しばしばあるGPでは、音楽が完全に止まってしまうように感じ、聴いていて疲れるのは私だけだろうか。音楽を聴く時のの心地よさは、音楽の流れの中に身を置く、幸福感のように自分は感じるが、それも人様々。エッディンガーのように、頭を使い、あれこれ試みる音楽も、また新鮮で支持されるのだろう。
 後ろ姿は、本当にバレンボイム先生に似ていて、大振りだが、出てくる音の方向性は、違うように思う。年末東京の新国立劇場でこうもりを振ったが、そのときのごつごつした印象を思い出した。
 客席は完全に満席。4、5階席は立ち見でいっぱいだった。マイヤーはさすがの貫禄。(G)
指揮:Dan Ettinger
ソプラノ:Dorothea Röschmann
メゾソプラノ:Waltraud Meier
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第9とカルミナブラーナ ベルリン新年恒例 [コンサート]

 前後するが、土曜日コーミシェのカルメンに行く前、フィルハーモニーで第9とカルミナブラーナをやるというので行ってみた。例年正月の恒例行事だそうで、日本でよくある「第9と四季」のような名曲コンサートなのか?オケはCzech Symphony Orchestra, Prague、指揮はPetr Chromczákであまり聞いたことはない。独唱・合唱もチェコの人。
 前半は第9、一見して弦楽器の編成が極端に小さい。8-6-4-4-3で、残念ながらひどく貧弱な音である。3楽章の後に合唱と独唱者を入れるが、コントラバスの主席が忘れ物(?)で袖に引っ込んだのに、そのまま4楽章のレスタティーボに突入してしまうお粗末。(主席は途中で復帰)レスタティーボ自体もアマオケかと思うほどの情けなさだった。
 演奏は最近の版を使っているのか、3楽章や4楽章の一部など異常に快速なテンポ。独唱者も何か異質な発声で、かなり変な第9だった。
 ところが後半のカルミナブラーナになって一変。席を正面に移ったこともあるが,弦楽器も良く鳴ってきたし、何より意欲的な演奏。テンポは相変わらず速い。4人の打楽器奏者が次々に楽器を取り替えてかっこいい。
 第9では違和感があった独唱陣もカルミナではみごとにはまっている。合唱も人数は少ないが、普通は児童合唱でやる部分も完璧な音程。カルミナはドイツ人が特に好む曲だそうだが、最後大喝采でアンコールまでやった。(B)
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ライプツィヒ歌劇場-ニュルンベルクのマイスタージンガー [オペラ(海外)]

 休憩時間に地元ライプツィヒのワーグナー協会が出店を出しており、日本の協会員だと言ったら喜ばれて、会報など資料をくれた。お土産にマイセンのワーグナーのポートレートを買った。(12オイロ)
 この劇場では、以前にパルジファルとトリスタンを観たことがあるが、演出はコンサヴァで、照明を使った舞台の色彩感の変化を見せていたぐらいという印象だった。ところが、このマイスタージンガーはオペラハウス設立50周年記念の新演出(2010年10月プレミエ)ということで、今までにない新鮮さがあった。
 演出に、ペーター・コンヴィチュニーの影響があったのかなと思わせる、客席で歌ったり、鏡を使った客席との一体感などの演出があった。最後、ハンス・ザックスが心臓麻痺で倒れるのには驚いた。3幕ではこれからもいろんなアイデアが出てくのだろう。
 ウルフ・シルマー指揮、ゲヴァントハウス管弦楽団の音楽は、行進曲風で、堂々としており、久しぶりに、今時のサラサラと流れるのではない、ワーグナーを聴かせてもらった。2階席は全ての楽器の音が分離して聞こえて、その分歌は遠くなってしまうが、小さい劇場なので、視野が広くて、開放感がある。
 ハンスザックスにブレンデル、ヴァルターにフリッツ、エヴァにクリスチャン・リボを招いているのに、客席はがらがらで、なぜかライプツィヒ歌劇場は今ひとつなのが、もったいない。(G)
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コーミッシェ・オパー-カルメン [オペラ(海外)]

 オペラ歌手にも演技が重視されるようになり、21世紀になって、ルックスもよく歌って踊って演技するオペラ歌手が当然のように期待されている。今回のカルメン役は、歌だけでなくフラメンコまで披露した。そのようにしてオペラと演劇の境も無くなっていくことが、若者にオペラを受け入れてもらえる道なのかもしれないとベルリンの舞台を見ると考えさせられる。
 コーミッシェのカルメンは2010年11月がプレミエ、ルサルカとは打って変わって映像を使ったり、舞台上の動きが激しいので、音楽より舞台を観ることに集中してしまうプロダクションだった。(G)
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